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シンボリック相互作用論の伝統に基づく精神障害者福祉のフィールド・ワーク研究

研究課題

研究課題/領域番号 09710154
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 社会学(含社会福祉関係)
研究機関椙山女学園大学

研究代表者

鎌田 大資  椙山女学園大学, 人間関係学部, 助教授 (30278238)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード精神保健福祉 / シンボリック相互作用論 / 感情 / 解釈 / 精神障害者小規模作業所 / 精神障害者
研究概要

1988年に精神衛生法が精神保健法として改正されて以来、この分野での福祉的施策、制度、施設などの改善は急ピッチで進行している。その大きな変化のなかで、精神障害当事者、家族、医療・福祉の関係者すべてが、進むべき道を模索している。報告者は、この変化を社会的相互作用過程として記述し、理論化することをめざしている。この試みは、社会学理論の発展に貢献し、「こころ」の安らぎを求めて宗教や心理療法への関心が高まっている現在を、従来とは違った角度から照射するものである。
本年度は、平成9年度に名古屋の患者会で採録した、メンバーたちの精神障害者小規模作業所での経験をめぐる座談会の分析を進め、シンボリック相互作用論におけるグランデッド・セオリーなどの技法を用いた解釈を執筆した。さらに、平成9年度以降、2度訪れた沖縄県那覇市での精神保険福祉の実践について、名古屋・大阪での実践と比較していく。また、シカゴ・モノグラフ、プラグマティズムの社会・科学論とシンボリック相互作用論の関係についても研究を深め、その理論的伝統を明確化する。そして、近年の分析技法としては、話法・会話分析の技法への理解を深め、精神保健福祉に関する枠組みを構成する。その枠組みに基づき、フィールド調査によるデータを整理し、これまで積み重ねて来た社会心理学的な枠組みに基づいて、収集した資料を整理していきたい。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 鎌田大資: "精神保健福祉サービスを受ける人たちの「沈黙の気づまり」-ある座談会の封印をめぐって" 椙山女学園大学研究論集(社会科学篇). 30. (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 鎌田大資: "自己欺瞞について-他者の感情性の誤解,その理論モデル,厚い記述,解釈" 椙山女学園大学研究論集「社会科学篇」. 28. 103-113 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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