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戦後日本の構造変動と大学入学者選抜制度の変容に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09710174
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関群馬大学 (1998)
東京大学 (1997)

研究代表者

中村 高康  群馬大学, 教育学部, 講師 (30291321)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード教育社会学 / 大学入試 / 選抜 / 戦後日本 / 高等教育
研究概要

本研究は戦後日本において普及した新しい選抜制度を実証的に検討し、日本の教育システムの現代的状況を適正に位置づけることを目指すものである。まず第一に、本研究では日本・アメリカ・韓国の入学者選抜制度の文献研究を行い、日本、アメリカ、韓国でともに共通テストの依存度が高まっていること、また韓国では日本同様に調査書を重視した選抜が広まっていること、などの理解が得られた。第二に、教育拡大という構造変動が選抜制度の変容をもたらすという本研究の成果を補強するために、高校入試においても教育拡大が制度変容をもたらしていることを明らかにした。この成果は近刊『子どもと教育の社会学』第二巻において発表される予定である。第三に、入試競争の一因を成すと目される就職格差に関する共同調査に参画し、性別・出身校と学生の意識との関連を検討し、日本教育社会学において発表するとともに、入試制度と就職格差との関連を分析した。
以上により、教育拡大を中心とする戦後の日本の構造変動が入試制度および選抜意識面で分極化傾向を示するとともに、それが日本のみの現象ではない可能性があることが明らかとなった。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 中村高康: "受験体制としての『調査書重視』" 古賀正義編『子どもと教育の社会学』. 2. (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 中村高康: "大学大衆化時代における入学者選抜に関する実証的研究" 東京大学大学院教育学研究科紀要. 第37巻. 77-89 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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