• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

17世紀日本におけるリテラシーの形成過程に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09710178
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関新潟大学

研究代表者

八鍬 友広  新潟大学, 教育人間科学部, 助教授 (80212273)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードリテラシー / 寺子屋 / 民衆教育 / 従来物
研究概要

【研究実績の概要】
本研究の目的は17世紀における日本の民衆がいかにしてリテラシーを獲得していったかということを明らかにするために、地域独自に編纂された往来物などの文字教材を収集・調査することにある。その際、調査のポイントは以下の三点であった。
1) 往来物史上きわめて注目される事例となっている目安往来物の類似事例の調査
2) 地域独自に創作した往来物の収集・調査
3) 17世紀において使用された各種往来物の収集と、その使用形態の調査
すでに平成9年度においては、国文学研究史料館所蔵の歴史文献・文書目録などから、基礎資料の洗い出しを行い、その後、これに基づいて東北地方における各県立図書館・歴史資料館・資料所蔵家等の所蔵文書の調査を実施してきた。平成10年度においてはこれに続いて、関東地方における文書所蔵機関(所蔵者)を中心として所蔵文書の調査をおこなった。
具体的には埼玉県・群馬県・茨城県・福井県などにおける調査をおこなった。当初予定していた西日本の調査には至らなかったが、これらの調査により往来物に限定されない多様な学習テキストの存在が判明した。とくに、訴状雛形集(訴状を作成する際のテキスト)が各地域に存在することがあきらかとなった。
また、新潟県における寺子屋の門人帳(入門台帳)の調査をおこない1本の論文を執筆した。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 青木美智男: "幕末維新と民衆社会(「近世越後の民衆と文字学び」の章を担当)" 高志書院, 427(30) (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 八鍬 友広: "地方従来物の編纂動向に関する研究[1]" 新潟大学教育学部紀要 人文・社会科学編. 39巻1号. 19-42 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 八鍬 友広: "地方従来物の編纂動向に関する研究[2]" 新潟大学教育学部紀要 人文。社会科学編. 39巻2号. 291-299 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi