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女性の労働、社会参加と育児、子育ての意識および形態に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09710208
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関新潟中央短期大学

研究代表者

相庭 洋子 (渡邊 洋子)  新潟中央短期大学, 幼児教育科, 講師 (70222411)

研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード育児・子育て / 子育て支援 / 保育施設・幼児教育施設 / 社会事業史 / 女性労働 / 社会教育団体 / 地域教育 / 農村社会学
研究概要

本研究では、平成8年度から、育児・子育ての社会的基盤形成の方向性を探るべく、戦前期(1920-40年代)の農出漁村で組織・運営された季節託児所(農繁期託児所)の発展経緯と実態解明を中心に、地域の子育て土壌の掘り起こし作業に取り組んできた。本テーマは、先行研究が乏しい一方で、多分野の近接領域を網羅する必要があり、また散逸する史料の発掘を含むため、多大な基礎作業を要するものである。
平成10年度は、主に3ヶ年の史料収集の成果の取りまとめを行った。具体的作業内容は以下の通りである。1 先行研究や文献調査で得られた一次・二次史料等を手がかりに、論文1を執筆した。目次構成は、はじめに一問題の所在、1季節託児所とは何か、2戦前・戦後の一季節託児所をめぐる全国的動向と政策展開(1)昭和初期にいたる動向、(2)「季節保育諸施設標準」(1935年)にみる季節託児所像、(3)日中戦争以後の季節託児所政策の展開、(4)戦後の季節託児所の位置づけと発展、3戦前の新潟県における社会事業と季節託児所の実際(1)季節託児所の発展前史、(2)季節託児所の設立、(3)「農村更正事業」「戦時厚生事業」としての季節託児所の発展、(4)戦時期の新潟県における季節託児所保育の実際、小括に代えて、である。
2 国立国会図書館および新潟県立図書館で、全国の都道府県・市史および新潟県内の市町村史に掲載された季節託児所の設立・発展に関わる記述の検索・複写作業を行った。また、国会図書館所蔵の一次史料(半官半民の中央社会事業協会や愛国婦人会、産業組合中央会などの諸団体による季節託児所の手引き書)、県立図書館所蔵の『新潟県(越佐)社会事業』(新潟県社会課)における関連記事の閲覧・複写を行った。これらは目次一覧を作成し、平成11年3月現在準備中の研究成果中間報告書(本編・史料編)に所収の予定。
3 2の成果から、戦前・戦後の新潟県内の季節託児所一覧を作成中である。(前記中間報告書に掲載予定)。
4 研究費で購入した『社会事業雑誌目次総覧』『社会事業史料集成』『育児雑誌』等の関連記事や『実践季節保育所』等の文献、複写史料などを検討・分析中である。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 渡邊洋子: "女性の労働と子育ての社会的基盤に関する史的研究1-農村季節託児所の発達経緯と新潟県における地域的取り組みの動向-" 『暁星論叢』(新潟中央短期大学). 第43号. 19-44 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 渡邊洋子: "「研究ノート 1930年代後期の農村季節託児所における保健婦の役割-川島瓢太郎『農村保健婦』(山雅房発行、1942年9月)を手がかりに-」" 暁星論叢. 第41号. 21-35 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 渡邊洋子: "明石書店" 近代日本女子社会教育成立史-処女会の全国組織化と指導思想-, 458 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2021-10-13  

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