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近世山村社会構造に関する比較地域史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09710243
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 日本史
研究機関宮崎公立大学

研究代表者

大賀 郁夫  宮崎公立大学, 人文学部, 講師 (00275463)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード焼畑 / 頼母子 / 質地 / 山産物 / 非米作地域 / 郷土
研究概要

本年度も昨年度に引き続き宮崎県西臼杵郡高千穂町・日之影町および同県東臼杵郡椎葉村を調査研究対象地とし、個人所蔵家の再調査を行うことで新史料発掘に努めると同時に、漸次整理作業を行いながらデータベース化し目録を作成した。特に日之影町佐保家史料では史料分類と整理および解読・分析を行い、山村における村役人の実務と領主権力との関係、および山産物販売ルートの確認を行い、併せて膨大な謡本・暦・手習本類から周辺地域との文化交流の実態を明らかにできた。また高千穂町甲斐家史料からは、膨大な質地証文類や頼母子関係史料を分析することで、山村での複雑な金融関係・土地の入質意識などを理解することができた。また椎葉村の旧庄屋那須家史料や旧村役人家の黒木家史料の調査・整理により、近世期山村社会の広域的な物流状況に加え、そこでの高い文化水準や広域的な文化交流の実体を史料的に確認することができた。これらの史料は順次整理・解読しマイクロフィルム撮影を行った。このうち佐保家史料については史料学的な分類と分析を行い、目録とあわせて論文発表した。
一方本年度も比較地域史的観点から、東アジア焼畑地域の土地利用状況を理解するため中国北京市・上海市の大学・博物館を訪問し、土地利用や生産構造の変化、物資流通や文化交流等の在り方などのレビューをうけた。昨年度の雲南・四川省に加えて、平野部・海岸部地域の土地利用や生産・流通構造を理解することで、改めて日本における非米作地域との類似性や相違性などを再確認することができた。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 大賀郁夫: "近世期山村の村役人について" 宮崎公立大学人文学部紀要. 第6号 第1巻. (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 大賀郁夫(共著): "宮崎県史 近世通史編(水椎葉山)" ぎょうせい, (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 大賀郁夫: "宮崎県東臼杵郡椎葉村中瀬浅夫家文書に関する解題・目録" 宮崎公立大学人文学部紀要. 第5巻第1号(予定). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 大賀郁夫: "近世期の記録にみる椎葉山" 文明のクロスロードMuseum Kyushu. 60号(予定). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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