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前方後円墳築造企画からみた政治秩序の構造的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09710287
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 考古学(含先史学)
研究機関東京都立大学

研究代表者

澤田 秀実  東京都立大学, 人文学部, 助手 (40264577)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード前方後円墳 / 築造企画 / 政治秩序 / 構造的把握 / 系統・系列関係 / 類型化 / 相似形墳
研究概要

本年度は、以下のように研究を進めた。
まず第一に、古墳時代中期・後期の資料収集とデータベース化を行い類型化の作業を実施した。これによって古墳時代全体を通時的に見通し、前期の特色を抽出することができ、また各地の動態を知ることができた。第二に畿内大形前方後円墳の築造企画と地方古墳とのそれに対する有機的関連性について検討を加えた。その結果、必ずしも全ての前方後円墳が畿内大形前方後円墳と築造企画を共有しているのではなく、類型に漏れるものの存在が明確になった。これらの前方後円墳を理解するためにモデル地域として抽出し、岡山県美作地域をフィールドとして一定エリア内での事例研究を行う中で解釈の糸口を探ることにし、同県真庭郡落合町川東車塚古墳の発掘調査を実施した。また、調査中、隣接する久米郡久米町の奥の前1号墳において過去に出土した遺物を追跡調査し、国内三例目の竪矧板皮綴短甲を地元で発見し、調査研究のために借用した。第三にこれまで実施してきた研究成果を東北・関東前方後円墳研究会(1999年2月6・7日、於群馬大学教育学部)にて「前方後円墳築造企画の型式学的研究ー類型的研究法によるー」と題して口頭発表し、関連する研究論文の作成等、本研究課題のまとめを行うための準備に入った。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 澤田秀実: "墳丘形態からみた諸古墳の編年的位置付け" 美作地方における前方後円墳秩序の構造的研究. 79-94 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 澤田秀実: "竪櫛からみた諸古墳の編年的位置付け" 専修考古学. 第7号. 57-65 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 澤田秀実: "前方後円墳築造企画の型式学的研究-類型的研究法による-" 前方後円墳の築造企画. 71-82 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 澤田秀実: "前方後円墳築造企画からみた政治秩序の構造的把握" 平成9年度特別研究奨励費成果報告書. 1-23 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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