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江戸時代蘭学資料における漢文訓読語法の国語史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09710296
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 国語学
研究機関名古屋大学

研究代表者

齋藤 文俊  名古屋大学, 情報文化学部, 助教授 (90205675)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード漢文訓読 / 蘭学 / 翻訳 / 欧文直訳体 / 国語史 / 洋学 / 英学
研究概要

日本において長い伝統を有し、多方面に影響を与えている漢文訓読語法に焦点をあて、それと比較しつつ、蘭学資料の中に用いられた語法を調査することにより、翻訳語法及び欧文直訳体の形成過程とその特徴を解明していくことがこの研究の目的である。このため、本年度は、以下の1〜4のような調査・研究を行った。
1. 昨年度調査・収集した資料を整理し、補充すべき資料を、書籍・CD-ROMで購入した。
2. パーソナルコンピュータを使い、蘭学資料に関する以下のようなデータベースを作成した。まず、このデータベースには、蘭学資料の名称・編著者・翻訳者・書写/刊行年・所蔵場所・原本についての情報、を入力し、また本文についても、OCRソフトを利用し、部分的な入力を行った。
このデータベースをもとに、今後蘭学資料関係の総合データベースを構築していく予定である。
3. また、漢文訓読資料のテキストデータベース化も試みた。振り仮名・返り点・送り仮名などの情報を正確に記すためにどのように処理していくかが今後の課題として残った。このテキストデータベース作成段階で、江戸時代の漢文訓読資料について再調査の必要が生じたので、東京大学附属図書館等を訪問し、確認作業を行った。
4. 作成したデータベースを利用することにより、江戸時代から明治時代にかけての漢文訓読語法と比較検討し、翻訳語法及び欧文直訳体の形成過程を解明しでいく見通しが得られた。なお、その成果の一部は雑誌論文として発表した。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 齋藤文俊: "近世・近代の漢文訓読" 日本語学. 17・7. 56-62 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 齋藤文俊: "漢文訓読史上の佐藤一斎と宇野明霞" 訓点語と訓点資料. 102.

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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