研究課題/領域番号 |
09710304
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
国文学
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研究機関 | 小樽商科大学 |
研究代表者 |
中村 史 小樽商科大学, 商学部, 助教授 (20271736)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 沖縄 / 琉球 / 豊見城 / 民間説話 / 口承文芸 / 伝承 / 伝説 / 昔話 / 民話 |
研究概要 |
本研究の目的は、消滅しつつある沖縄(豊見城村)の民間説話(伝説・昔話など)を記録・集成し、それらの歴史・民俗的意義、現在的意義等を明らかにすることであった。平成8年度奨励研究Aの交付期間にひきつづき、今回の平成9・10年度奨励研究Aの期間に現地調査、資料収集・整理、中間報告としての論文・調査報告執筆等の作業を相当に進めることができた。現在、成果公刊のための著書を執筆中である。 平成10年度は、平成10年8月に約20日間、および10年12月〜11年1月に約10日間、豊見城村に赴いて語り手たちからの聞き取り調査を行い、当地およびその周辺の伝説・伝承地を調査した。安里和子氏(もと「いきいきふれあい財団」副理事長)とともに、豊見城村村長ほか村役所関係者の協力を得た。平行して、沖縄県立図書館にて関係文献を複写・収集した。また、すでに奄美・沖縄民間文芸研究会大会(平成10年8月9日・於沖縄県立芸術大学)において、「沖縄・豊見城村の伝説『真玉橋の人柱』」の論題で口頭発表を行い、論文を執筆した(『小樽商科大學人文研究』第97輯・平成10年3月刊行)。 本研究は、福田晃・岩瀬博編『琉球の伝承を歩く』(仮題、三弥井書店・平成11年〜刊行・全12巻別巻1)の一冊・豊見城編として平成11年度中に刊行を予定している(安里和子氏と共同執筆)。この叢書は、関係の研究者のみならず、沖縄と民間説話に興味を持つ一般読者の知的興味にこたえることを目的とした一般向けのシリーズである。おもな内容は、「解説(豊見城村の歴史と暮らし)」「伝承例話」「伝承の意義」「対訳例話」等からなる。
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