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エリザベス朝における変装と主体の研究

研究課題

研究課題/領域番号 09710331
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 英語・英米文学
研究機関東京大学

研究代表者

河合 祥一郎  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (40262092)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードシェイクスピア / エリザベス朝 / 変装 / 主体 / イギリス演劇 / 英文学
研究概要

本研究は、すでに平成9年度の時点でエリザベス朝の膨大な数の戯曲のデータベース化の5割程度を完成し、平成10年度はその継続に当たった。しかし、昨年度の時点で、これまでエリザベス朝研究の土台となってきたE.K.ChambersのThe Elizabethan StageおよびG.E.BentleyのThe Jacobean and Caroline Stageを抜本的に見直す必要があることが判明し、その方策を模索していたところ、ちょうどChambersやBentleyを書き直すようなAndrew Gurrによる新しい研究The Shakespearian Playing Companiesが刊行され、このため本研究は大幅な見直しを迫られることとなった。本研究をいずれ『イギリス・ルネサンス演劇事典』として公表する当初の計画に変更はないが、その実現には更に数年を要すると予測される。これとは別に、現在未発表の英語論文「ルネサンスにおける変装」を日本語の図書の形で公表する予定でいるが、この論文についても、「主体」の問題が現在文化唯物論批評と伝統的人文主義批評の間で大きな理解の齟齬を産んでいるために、この問題を一般に受け入れられる形で分析するためには極めて慎重に進めてゆく必要がある。特に変装と主体のテーマは演劇のみならず哲学・思想にも深く関わる点が研究を進めてゆくうちに一層確認されてきているために、容易な姿勢はとれない。幸いにして1999年度のシェイクスピア学会で変装と主体のテーマでセミナーを開く責任者に任じられたので、学会活動なども通じて本研究を更に発展させ、できるだけ早いうちにその成果を公表したいと願っている。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 河合祥一郎: "‘The Taming of the Shrewd Critics Who Talk Wild of The Wild-Goose Chase'" Hot Questrist after the English Renaissance(New York:AMS Press,). 近刊予定.

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 河合祥一郎: "「デカルトからオカルトへ-シェイクスピアのヘルメス的表象」" 表象のディスクール 東京大学出版会. 近刊予定.

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 河合祥一郎: "「ジャコビアン悲劇の笑い」" 逸脱の系譜 研究社. 近刊予定.

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 河合祥一郎: "「テクスト校訂とシェイクスピア外典」" シェイクスピアへの架け橋 東京大学出版会、総ページ数333. 1998. (97-118)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 河合祥一郎: "「シェイクスピア批評今昔物語」" シェイクスピアへの架け橋 東京大学出版会、総ページ数333. 1998. (239-253)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 河合祥一郎ほか: "Japanese Studies in Shakespeare and His Contemporaries" Associated University Press (London), (近刊予定),

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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