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ドラヴィダ諸語概説の作成

研究課題

研究課題/領域番号 09710377
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 言語学・音声学
研究機関京都大学

研究代表者

家本 太郎  京都大学, 留学生センター, 助教授 (60222832)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードドラヴィダ諸語
研究概要

1. ドラヴィダ語族の4大文章語(タミル語、マラヤーラム語、カンナダ語、テルグ語)の非定形動詞組織(不定詞、動詞的分詞、関係節構造、分詞的名詞、動名詞)、形容詞組織、非人称動詞組織および人称名詞の調査・記述を行った。
2. 少数言語(イルラ語、ブラーフーイー語、コダグ語、トダ語、コータ語、オッラリ語、クヴィ語、コンダ語)の音論(母音組織、子音組織)、名詞形態論(ジェンダー、人称、格組織、複数性、,inflectiona1 increment,代名詞、ダイクシス)、定動詞組織(時制、法、相、人称表示接辞、複合動詞構造、否定構造)の調査を行った。
3. 東京外国語大学アジアアフリカ言語文化研究所平成10年度言語研修(カンナダ語)の実施責任統活を行い、カンナダ語の教授・実地訓練を行った。本研究のドラヴィダ語全体を俯瞰することによって得られた知見を有効に生かすことができた。
1. 上記研修の過程で、カンナダ語のインンフォ一マント調査を行い、カンナダ語の従来は時制範疇とされたContingentなる事象の記述が問題となった。この範疇の扱いは、カンナダ語の文法範疇の設定のみにとどまらないものであり、また、意味論的に関係してくる非人称動詞との有機的な関連も踏まえ、タミル語など系統的に近い言語の当該組織を再検討せざるを得ない状況となった。
5. 80年代後半より、主にS.B.Steeverによって研究が進められでいる連続動詞構造(Seral verb formation)に関しては、文献の調査のみにとどまり、記述の域に達することができなかった。今後の研究課題としたい。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 家本太郎: "カンナダ語研修テキスト1-文字と文法" 東京外国語大学アジアアフリカ言語文化研究所, 160 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 家本太郎: "カンナダ語研修テキスト2-カンナダ語読本" 東京外国語大学アジアアフリカ言語文化研究所, 162 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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