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東京都・ニューヨーク市・ロンドン大都市圏における開発と福祉の比較政治行政研究

研究課題

研究課題/領域番号 09720059
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 政治学
研究機関名古屋大学

研究代表者

進藤 兵  名古屋大学, 法学部 (20242050)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード都市再開発 / 世界都市 / 都市福祉国家 / 比較行政 / 行政改革 / 東京臨界副都心開発 / 公共-民間関係 / 時間 / 空間 / カヴァナンス
研究概要

1. 本年度の第1の研究課題は東京都における社会福祉政策のケーススタディであったが、これについて、1次資料等を用いながら、ロンドン大都市圏・ニューヨーク市との比較(「比較行政研究comparative public administration studyの手法」)をふまえた、東京都における行政改革の進展史という視角から分析した。この点についての研究成果の一部は、論文「『都市福祉国家』から『世界都市』へ2-東京都行政改革史序説-」として発表した。
2. 第2の当初の研究課題はニューヨーク市における都市再開発政策のケーススタディであったが、この点については軌道修正を行った。つまり、資料収集や関係者へのインタビューなどから、90年代ニューヨークでは大規模都市再開発が比較的低調である一方、90年代後半の東京都では「第3次東京改造」とでも呼ぶべき都市構造転換が進行中であることがわかり、本研究の立場からしてこれを調査研究しないで放置しておくことは考えられなくなったためである。この点についての研究成果の一部は、論文「第3次東京改造か?-21世紀初頭における新保守主義的都市化-」として発表した。
3. 以上の結果、全体を通してみると、ロンドンでの都市再開発と二ューーヨークでの社会福祉の調査がやや手薄であったものの、(1)東京都については開発・福祉両面で当初予定以上の成果を得た、(2)『都市福祉国家』から「世界都市」へという分析枠組を開発し得た、(3)「行政改革の比較行政研究」という新しい研究視角への足がかりを得た、という点で充分な研究成果をあげ得たと考えている。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 進藤 兵: "「都市福祉国家」から「世界都市」へII・東京都行政「改革」史序説" 名古屋大学『法政論集』. 176号. 1-66 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 進藤 兵: "第3次東京改造か?-21世紀初頭における新保守主義的都市化" 東京自治問題研究所『東京研究』. 3号. 6-32 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 進藤 兵: "「都市福祉国家」から「世界都市」へ" 名古屋大学法学部『法政論集』. 173号. 31-138 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 進藤 兵: "地方分権か地方自治か、自己決定か社会的連帯か" 『法律時報』. 69巻4号. 13-20 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 進藤 兵: "「地方分権改革と自治体運動」『日本社会の対抗と構想』所収" 大月書店, 317-377 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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