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70年代以降の英国における政党制の変容ともう一つのサッチャー政権評価-政治意識論

研究課題

研究課題/領域番号 09720070
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 政治学
研究機関立命館大学

研究代表者

小堀 眞裕  立命館大学, 法学部, 助教授 (70253937)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード英国 / 政党 / 政党制 / サッチャー / 70年代 / イギリス / ブレア / 保守党 / 労働党 / 90年代
研究概要

97年度から98年度にかけての研究において以下のことがわかった。
1、 1970年代における英国において、政党制が変容しただけではなく、それを支える有権者の意識も変化してきたということである。ただ、それは、70年代以後、急速に台頭してくる第三政党の支持者に直接結びついたわけではないが、それまでの政治意識全体を変えることに、よって、サッチャー政権の登場や英国自民党などの進出をもたらした。
2、 また、英国政治において指摘されてきた“戦後コンセンサス"のあり方も、70年代を境いに変容しており、保守党と労働党をめぐる政策のあり方も変化した。具体的には、サッチャー政権期までのケインズ主義的福祉国家を軸とした二大政党間のコンセンサスも、サッチャー政権期をへて変容し、今日のブレア政権の時点では,ケインズ主義を拒否した福祉国家の再編へのコンセンサスへと変わっている。ただ、まだ、その再編の具体的内容に関しては、今もなお試みが為されている最中である。
3、 戦後コンセンサスの議論をめぐっては、有権者の意識のあり方が軽視され、英国本国も含めてあまり研究されてこなかった。この点を解明することが本研究の課題であるが、その課題は現在継続中である。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 小堀眞裕: "一九九七年英国総選挙に関する一考察" 立命館法学. 253・3号. 39-84 (1997)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 小堀眞裕: "英国における政府の「説明責任」と特殊法人" 基礎経済科学研究所編『新世紀市民社会論』. 137-161 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 小堀眞裕: "英国政治における戦後コンセンサスと政治意識(二)" 立命館法学. 263・1号. (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 小堀眞裕: "一九九七年英国総選挙に関する一考察" 立命館法学. 253号. 39-84 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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