研究概要 |
前年に引き続き、主としてアジア各国について環境および環境に関する経済活動・行政活動のデータを収集した。これに加えて、本年度は収集したデータの公開方法についての研究を進め、インターネットに接続したコンピュータ(アドレス:www.EINAP.org,EINAPはEnvironmental Information Network for Asia and Pacificの頭文字)を準備し、電子的な方法でデータを公開する実験を行った(以下EINAP実験を称する)。 データ収集作業及び収集したデータの分析作業の結果、単に環境に関する既存のデータを収集しただけでは実用的ではなく、適切なデータの体系化・組織化および欠損データの補充が必要であることが明らかになった。EINAP実験では、収集したデータの電子化作業を行い順次公開を進める一方、データの公開の際に適切な体系化を行うことによって、環境データを効率的に利用するための枠組みの開発に努めた。
|