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企業の独自性とパートナーシップ−新たな競争優位の戦略を求めて−

研究課題

研究課題/領域番号 09730087
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 経営学
研究機関日本福祉大学

研究代表者

張 淑梅  日本福祉大, 経済学部, 助教授 (00236829)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード企業間パートナーシップ / 信頼 / パワー優位性 / 独自性 / スキル / リンケージ能力 / パートナーシップ存続のメカニズム / 調整役
研究概要

今年度は既存の文献の収集、理論的な考察を中心に研究を進めてきた。理論的な研究については主に次の4点を明らかにした。
1、パートナーシップの形成および維持には、独自性が必要な条件である。こうした独自性の源泉は、製品やサービスを生み出す企業の様々なスキルおよびそれらのスキルを統合する組織の能力にある。組織能力はパートナーシップにおける主導権あるいはパワーの増強となり、パートナーシップの方向性およびプロセスに重要な影響を与える。
2、スキルは組織の独自能力の源泉である。その構築には、個人のスキルの習得およびその個々のスキルの統合との2つのレベルがある。とくに個々のスキルの統合は、個人のスキルを組織的に伝達あるいは組織のスキルに転換し会社の競争優位に貢献できるか否かにかかっている。
3、組織化過程における情報処理のプロセスを検討することによって、パートナーシップ、の維持における情報共有と信頼の役割を考察した。それによって、パートナーシップの存続には安定化および柔軟化の両面が不可欠であることを明らかにした。
4、パートナーシップの存続のメカニズムには次の3つが必要である。(1)パートナーシップの形成におけるパートナーの選定、すなわちパートナーシップの方向性を決めるメカニズム、(2)パートナーシップの安定化のためのコンフリクトの解決のメカニズム、(3)パートナーシップの柔軟化をもたらすメカニズム、である。そのうち、(2)については、信頼の創出、パワー優位性と調整役の役割がとくに重要である。(3)については、環境の変化に対応できるパートナーシップを確立するための「リンケージ能力」が必要であることを、実例を挙げながら検討を行った。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 張,淑梅: "企業の独自性とパートナーシップ" 日本福祉大学経済論集. 15号. 101-115 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 張,淑梅: "企業間パートナーシップの経営" 日本福祉大学経済論集. 16号. 1-18 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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