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高次元標準特異点の解消とミラーシンメトリー

研究課題

研究課題/領域番号 09740036
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 代数学
研究機関東京都立大学

研究代表者

伊藤 由佳理  都立大, 理学(系)研究科, 助手 (70285089)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード商特異点 / 特異点解消 / マッカイ対応
研究概要

高次元標準特異点の解消については次のような成果を得た。すでに英国ウォーリック大学のM.Reid氏との研究でわかっていた3次元のSL(3.C)の有限部分群による商特異点に関する例外因子と群の共役類の対応ではクレパントな特異点解消のコホモロジー群の次元についても計算されていた。しかしその証明にはポアンカレ双対という大道具が必要であった。一方2次元の場合、北大の中村氏との研究でC^2上のn点のヒルベルトスキームを用いて極小特異点解消を構成し、例外因子と群の表現の対応であるMcKay対応の数学的説明を得ていた。そこで3次元の場合もC^3上のn点のヒルベルトスキームを用いてクレパントな特異点解消が構成できるかという問題がある。実際SL(3.C)の有限部分群Gが可換群の場合はヒルベルトスキームを用いてクレパントな特異点解消が構成できるという中村氏の結果が出た。この場合C^3/Gがトーリック多様体になるのでトーリック幾何学が強力な道具となる。そこで現在3次元の場合でGが一般のとき同様の構成が出来、群の表現を用いたMcKay対応もあるらしいことを京大の中島氏との研究で証明できつつある。またミラーシンメトリーに関しては7月に京大で開かれた研究集会の講演者、参加者から最近の情報を得たことにより現時点での問題点、今後の研究のめどがついたのでこれから引き続き研究していきたい。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 伊藤 由佳理: "The world of rational Gorenstein singularities" 京都大学数理解析研究所講究録. (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 伊藤由佳理・中村郁: "Hilbert Schemes and Simple Singularities" Proceeding of International Conference,Warwick 1996. (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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