研究課題/領域番号 |
09740043
|
研究種目 |
奨励研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
幾何学
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
河澄 響矢 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (30214646)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
|
キーワード | リーマン面 / モジュライ空間 / 曲面の対称性 / 森田・マンフォード類 / ファルティンクス不変量 / 写像類群 / 有限群 / 特性類 / アラケロフ計量 / 自由群 / マグナス展開 |
研究概要 |
9年度に本研究によって得られた 第一森田・マンフォード類の2種類野微分形式表示について、それらの差を表すポテンシャルは、ヘイン・リード函数とファルティクス不変量によって表されるようである。来年度には証明にこぎつけたい。 ファーバー予想への一般森田・マンフォード類を使ったアプローチは、計算ソフトとの相性が悪く、思ったほどの成果が得られなかった。 しかし、ラプラス変換及び演算子法との関連が見えてきた。 写像類群の任意の有限部分群について、森田・マンフォード類の不動点公式を発見し、証明することが出来た。これは現在Kodai Mathematifal Journalにおいて印刷中である。 その応用として有限巡回部分群の上での森田・マンフォード類のある種の消滅定理を発見し証明することが出来た。 また、充分多くの有限部分群を構成することによって、森田・マンフォード類の第数滴独立性定理の別証を得た。これらについては投稿準備中である。 2年間の研究のおかげで、コンセヴィチの非可換シンプレクティック幾何学と森田の3値グラフとを「第3種微分」によって結びつけることが、安定コホモロジー環の決定につながる(私にとっての)唯一の道であるとの確信を得た。中期的にはこの方向で研究を推進したい。
|