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磁場中のシュレーディンガー方程式

研究課題

研究課題/領域番号 09740083
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 解析学
研究機関東北大学

研究代表者

中野 史彦  東北大, 理学(系)研究科, 助手 (10291246)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード強磁性 / ハバ-ド・モデル / アンダーソン・モデル / 電気伝導度
研究概要

1)電子数を増やした時における、Flatband-Hubbard modelの性質
1次元のFlatband-Hubbard modelにおいて、Suto(1991)の手法を用いることにより、Lが偶数でn:=L-Nが偶数の時はGround stateはSiN/2であることを示した。
2)Low density ferromagnetism in the t-t' Hubbard model
ア)t-t' Hubbard modelと呼ばれる1次元Hubbard modelにおいて、t'を十分に大きくすると、電子数N=3(N=4)の時にはGround stateはS=1/2(S=0)であることを示した。
イ)一方、t-t' Hubbard modelを少し変えたmodelにおいて、model中のあるパラメーターを十分に大きくすると、N=Lの時(N=L-1の時)にはGround stateはS=0(S=1/2)であること。
ウ)イ)と同じモデルにおいて、やはりパラメーターを十分に大きくすると、N=L/2-1の時にはS=N/2(saturated ferromagnetic)であること。
エ)Mを任意の自然数としたとき、イ)、ウ)と同様にして、N=2L/Mの時にはS=0、N=L/M-1の時にはS=N/2であるようなモデルを作ることができる。また、多次元格子などへの応用も可能である。
3)Anderson modelにおける電気伝導度の計算
神永正博氏(東京電機大学)との共同研究により、Anderson modelにおいて電気伝導度を定義・計算し、その値が実際0になるという予想の証明に着手した。今のところ、もしこの系においてもadiabatic theoremが成立すれば、電気伝導度が定義できて、それが0になることを示すことができた。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Fumihiko Nakano: "Calculation of the Hall Conductivity by Adiabatic Approximation" Journal of Mathematical Sciences,University of Tokyo. 4. 351-371 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] Fumihiko Nakano: "Calculation of the Hall Conductivity by Abel limit" Auvales Institut Henn Poincare. (出版予定). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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