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力学系の不変集合のマルチフラクタル解析

研究課題

研究課題/領域番号 09740144
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 数学一般(含確率論・統計数学)
研究機関大阪大学

研究代表者

高橋 智  大阪大学, 大学院・理学研究科, 講師 (70226835)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード次元スペクトル / マルチフラクタル / 部分自己相似集合 / 自己アファイン集合 / 自己アファインコサイクル / スケーリング / 特異性スペクトル / ソフィック測度 / 自己アファイン / ハウスドルフ次元
研究概要

これまでマルチフラクタルとしての性質が厳密に調べられてきた測度は,多くの場合,準乗法的性質を持ち,その特異性スペクトルは全ての領域で自由エネルギーのルジャンドル変換と一致する(マルチフラクタル公式が成立する).準乗法的性質を持たない既約なソフィック測度に対して,特異性スペクトルの最大値を与える特異性の値よりも小さい領域で,マルチフラクタル公式が成立することを示し,また他の領域でマルチフラクタル公式が成立しない例を構成した.
ソフィック測度のマルチフラクタル公式を使って,高次元の部分自己相似集合および2次元の部分自己アファイン集合の次元スペクトルの性質を調べ,次元スペクトルの最大値を与える次元よりも大きい次元の領域で,その自由エネルギーのルジャンドル変換と一致することを示し,また,部分自己アファイン集合のハウスドルフ次元と次元スペクトルとの関係を明らかにした.
また,自己アファインコサイクルに対して,Mandelbrot-van Ness変換によりその性質を連続的に変化させることが出来ることを示した.自己アファインコサイクルのこれまでの構成法では,可算個の次数のスケーリングしかとりえず,その結果ヘルダー指数,ボックス次元なども可算個に限られる.MandelbrotとVan Ncssは時間的な相関のないブラウン運動に対して時間的な相関を積分で与える変換を考え,非整数ブラウン運動を構成した.Mandelbrotとvan Nessの変換を自己アファインコサイクルに適用し,その結果がまた自己アファインコサイクルとなることを示した.これにより,0と1との間の任意の次数のスケーリングをもつ自己アファインコサイクルを構成することができる.また,このようにして構成した自己アファインコサイクルのヘルダー指数,ボックス次元,パワースペクトルなどを調べた.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] S.Takahashi: "Oscillation mainfaiaspolymorphisns-a model of Literalasymncfry in two competing scale-ending cichlids" Tournal of Theoretical Biology. 195. 1-12 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] A. Iwasaki: "Fractal dinension of the special distribution of * test laber serok" Tropics. 7. 1-8 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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