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確率制御問題の計算量とアルゴリズムに関する理論研究と数理ファイナンスへの応用

研究課題

研究課題/領域番号 09740160
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 数学一般(含確率論・統計数学)
研究機関広島市立大学

研究代表者

田中 輝雄  広島市立大学, 情報科学部, 助教授 (80227149)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード確率過程 / 最適停止問題 / 多変量最適停止問題 / 協力型最適停止問題 / 2パラメータ最適停止問題 / マルコフ決定過程 / アメリカンオプション / 線形計画問題 / 確率制御問題 / 数理ファイナンス
研究概要

数理ファイナンスでのアメリカンオプションに対する最適権利行使問題が確率制御問題での最適停止問題として扱われることはよく知られており、とりわけ、(ジャンプを持つ)幾何学的ブラウン運動に対する最適停止問題は活発に研究されている。本研究では、特に、離散時間の確率過程に対する最適停止問題を考え、通常の最適停止問題のいろいろな変形した問題を定式化し、その解法についての研究を行った。1パラメータ(1次元時間変数)確率過程に対する最適停止問題はよく知られているが、ここでは2パラメータ(2次元時間変数)確率過程に対する最適停止問題を考え、そのいろいろな変形した問題について考察を行った。
(1) 2パラメータ多変量最適停止問題について
2パラメータ確率過程を成分とするN次元確率ベクトルの関数を利得関数とする最適停止問題を定式化し、最適停止時刻の存在の証明を与え、最適停止時刻の構成法を与えた。また、Chow,Y.S.らによって導入されたmonotone ruleの下での最適停止時刻についての考察を行った。さらに、
(2) 2パラメータ協力型最適停止問題について
2パラメータ確率過程を成分とするN次元確率ベクトルの関数を利得関数とする最適停止問題であるが、関数が内積である場合((1)の特別な場合)について、最適停止時刻の存在の証明、構成法についての考察、具体的な確率分布に従う場合についての考察を行った。
(3) Hilbert空間値2パラメータ確率過程に対する最適停止問題について
Hilbert空間に値をとる2パラメータ確率過程に対する最適停止問題に対する最適停止時刻の存在の証明を与えた。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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