研究課題/領域番号 |
09740212
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 江戸川大学 |
研究代表者 |
小田 一郎 江戸川大学, 社会学部, 講師 (40265517)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 双対性 / ディリクレ膜 / 位相的対称性 / 行列模型 / 背景場独立性 / 時空の不確定性関係 / 超弦理論 / 量子重力 / ブラックホール / トポロジカル対称性 / N理論 / 量子重力理論 / ホーキング輻射 |
研究概要 |
本研究においては、主に3つのことについて研究しました。まず、アパレントホライゾン近傍の量子重力理論を作り、それを用いてホーキング輻射を調べました。従来の方法は半古典的近似を用いていましたが、本研究では完全に量子場の量子化し、ホーキングの式を導くことに成功しました。 次に、行列模型について研究しました。従来の行列模型は作用の中に平坦な計量場を含んでいますが、これは明らかな欠点となっています。本研究で構成した行列模型では、その様な計量場を含んでいず、任意の曲がった時空で成立する模型になっています。しかも、この行列模型は、古典解として、弦、膜、そしてp-brone解を含んでいることも証明しました。 最後に、ディリクレ膜(Dp-brane)についての超対称性をもつ作用を作り、その双対変換を一般の超動理論の背景場において調べました。その解析によると、D1-broneとF1-brane、D2-BraneとM2-brane、D3-braneは自己双対であること、D4-braneとM5-braneは双対関係にあることがわかりました。
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