• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

チベット高原と中高緯度大気循環場の相互作用の研究

研究課題

研究課題/領域番号 09740361
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 気象・海洋・陸水学
研究機関筑波大学

研究代表者

遠藤 伸彦  筑波大学, 地球科学系, 助手 (30282304)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードチベット / アジアモンスーン
研究概要

本研究で、チベット高原の存在が中高緯度の大気循環場の季節進行にどのような影響を与えるのかを明らかにすることを目的として実施した.
本年度は、昨年度に引き続き、研究上必要なデータセットの整備を実施した.1)インドの静止衛星によって取得された可視画像および赤外画像データを再処理し,データベース化した.2)大気循環場のデータ(NCAR/NCEP再解析データ)を用いて,循環場の統計を求め、データベース化した.3)中国気象局発行の「中国地面気象記録」に掲載されている地上気象データのデジタルデータセット化を継続した.
昨年度に引き続きチベット嵩原およびその周辺域の大気の季節進行と積雪,チベット高原上の積雲対流活動の関係を調査した.15年分の人工衛星による赤外放射データおよび循環場のデータより,北半球夏期にみられるチベット高気圧がチベット高原上空に成立・維持するためにはチベット高原上の積雲対流活動およびチベット高原表面付近の大気下層の気温の日変化が重要であることが明らかとなった.また,春の積雪の消失と初夏のチベット高気圧の確立の関係に時間的に正の相関をもつことが明らかとなった.
昨年度実施した予備解析は,気象庁長期予報グループ発行の「グロースベッター」誌に掲載された.また、本年度の解析結果は適当な学術雑誌へ投稿準備中である.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 遠藤伸彦: "夏季チベット高原上空の約2週間周期の季節内振動" グロースベッター. 36. 36-46 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi