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二次元画像コインシデンス測定装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 09740445
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 物理化学
研究機関岡崎国立共同研究機構

研究代表者

下條 竜夫  岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 助手 (20290900)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードコインシデンス / 光イオン化解離 / 二次元画像 / オゾン / ベクトル相関
研究概要

多くの分子は約20eVより短波長の光で、いわゆる光イオン化解離を起こすことが知られている。光イオン化解離過程においては、光電子エネルギーとフラグメントの並進エネルギーの間だけではなく、電子の放出方向と分子の解離する結合軸方向をあわせた4つの物理量に相関がある。本研究の目的は2つの二次元画像を測定し、その2つの画像シグナル間のコインシデンスを測定することでこの4つの物理量の相関(ベクトル相関)決定を可能にすることにある。
実際の装置は分子線発生装置、イオン電子加速部、マイクロチャンネルプレート(MCP)とその後方に置かれる位置検出装置から構成される。昨年度開発した装置を改良し、サンプルとして窒素、オゾンうぃ使用してイオン化光解離実験を行った。ガス導入としては昨年と同様、スキマーによる分子線装置を用い、位置検装置としてはRoentdek社製のワイヤー型の位置検出装置を改良した。
実際に窒素分子を用い20-100eVのエネルギーのシンクロトン放射光を用い実験を行い、窒素イオンの画像観測を行った。昨年度はシンクロトロンリングからでる、RFノイズのため測定ができなかったが、今年度は画像を測定することに成功した。しかしながら、データ間のクロストークが多く解析できるデータは得られなかった。
一方、次の試料として予定しているオゾンの光解離実験も平行して行った。525-555eVの領域で光解離させたO^+、O^<2+>、O^+_2、O^+_3の各イオンを飛行時間法により選別した。解離の異方性、並進エネルギーを計算と比較することで求め、これらの値から含まれるダイナミクスを考察した。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Gejo, K.Okada, T.Ibuki: "Photoalasorption spectrum of Ozone in the K-edge region" Chemical Physics Letters. 277. 497-501 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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