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アブシジン酸応答性遺伝子発現制御に関わる突然変異体の分離とその解析

研究課題

研究課題/領域番号 09740597
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 植物生理
研究機関三重大学

研究代表者

豊田 章子  三重大学, 遺伝子実験施設, 助手 (70263027)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードアブシジン酸 / 遺伝子発現制御 / レポーター遺伝子 / QTL解析 / 遺伝子発現 / アクティベーションタギング / 低温応答
研究概要

ABA(アブシジン酸)による遺伝子発現制御機構を解明するため、3つの異なる方法を用いた研究を行った。
1. ルシフェラーゼレポーター遺伝子の発現を指標としたABA応答性突然変異体の分離と解析
ABAにより誘導的に発現するアラビドプシスCOR15a遺伝子のプロモーター領域とルシフェラーゼ構造遺伝子とのキメラ遺伝子を持つ形質転換アラビドプシスを用いた選抜により、ABA応答性に異常のある100系統の変異体を得た。これらのうち、12系統のノーザン解析を行った結果、すべての系統において、内在性COR15a遺伝子の発現パターンが野生型と異なっていた。このことは、突然変異体の選抜が有効に行われたことを示しており、これらの変異体は今後、ABAによる遺伝子発現制御に関わる遺伝子を同定するために役立つと考えられる。
2. アラビドプシスのエコタイプ間のABA感受性の相違に関わる遺伝子座のQTL解析
アラビドプシスのエコタイプColumbia株をABAを含む培地上で生育させると生育が阻害され、クロロフィルが分解される。一方、Landsberg erecta株はほとんどクロロフィル分解を受けない。ColumbiaとLandsberg erectaのRI系統を用いたQTL解析により、両者のABA感受性の相違に関わる3つの遺伝子座がマッピングされた。このうち最も主要な遺伝子座について、クローニングのため、詳細なマッピングを行っている。
3. ABAによる植物体の生育阻害に関わる突然変異体の分離と解析
EMS処理したアラビドプシスのColumbia株を用いて、ABAを含む培地上で生育が阻害されず、緑色で大きくなる変異体を選抜した。得られた15系統のABA非感受性変異体について、ABA応答性遺伝子発現制御への影響を解析中である。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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