研究課題/領域番号 |
09740626
|
研究種目 |
奨励研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
動物生理・代謝
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
寺北 明久 京都大学, 大学院理学研究科, 助手 (30212062)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
|
キーワード | 視細胞 / ロドプシン / G蛋白質 / エフェクター酵素 / 相互作用 / 視物質 / G-蛋白質 / 光情報伝達 / cGMP / Go型G蛋白質 / ホタテガイ |
研究概要 |
ホタテガイの繊毛型視細胞では、新しいサブタイプのGo-ロドプシンが、Go型G蛋白質と共役していることを我々は見いだした。本研究ではGo-ロドプシンとGoとの相互作用についてその特徴を調べるとともに、エフェクター酵素の同定を試みた。 1.前年度の研究により、ウシロドプシンをベースとして、第三ループ(V-VIループ)をGoロドプシンのものと置換すると、著しくGoの活性化効率が増加することがわかった。そこで、どのようなメカニズムであるかを詳細に検討するために、、第三ループの詳細な変異体とG蛋白質の変異体を作製した。Go口ドプシンの第三ループは、全体としてGoの認識に関与するとともに、それはGoのαサブユニットのC末端11残基を認識することが明らかになった。また、ムスカリン性アセチルコリン受容体のm2の第三ループとウシロドプシンとのキメラ変異体を作製し、Goの認識機構を比較したところ、Goロドプシンとm2との機構がよくにていた。 2.電気生理的な研究によれば、繊毛型視細胞の光感受性チャンネルは、K^+チャンネルで、cGMP濃度の上昇で開くことが報告されている。そこで網膜に存在するグアニレートシクラーゼ(GC)をPCR法を用いて検索した。その結果、7種類のGCの遺伝子断片が前年度に得られた。それらに対する抗体を作製しimmunoblotにより詳細に検討した結果、7種の内の3種類が網膜の視細胞分画に多く検出された。その3種類は、一次配列からは既知のサブタイプに含まれることが分かった。
|