• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

超特異積分方程式を用いた熱応力感度解析法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09750109
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機械材料・材料力学
研究機関信州大学

研究代表者

松本 敏郎  信州大学, 工学部, 助教授 (10209645)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード境界要素法 / 熱弾性問題 / 積分方程式 / 超特異積分 / ポテンシャル匂配 / 変位匂配 / 感度係数 / 適合要素 / 超特異積分方程式 / 有限部分積分 / 熱応力 / 感度解析 / C°要素 / 変位勾配
研究概要

本研究は,熱弾性問題における物体境界の応力,および応力の感度係数を関係づける超特異積分方程式の評価法と感度解析システムを開発することを目的として,研究を推進した.熱弾性問題では,熱伝導問題の解析も同時に必要となる.定常熱伝導問題の場合,それはポテンシャル問題であることから,熱弾性問題の定式化に先立ってまず二次元ポテンシャル問題における超特異積分方程式の評価法について検討した.またその知見を古典理論に基づく弾性平板の曲げ問題における超特異積分方程式中の超特異積分の評価法にそれを応用した.次に,二次元静弾性問題の変位勾配とその感度係数を関係づける超特異積分方程式の評価法について定式化と解析プログラムを開発した.最後に,二次元熱弾性問題において境界の応力の感度係数を関係づける超特異積分方程式の数値解析にそれを応用した.得られた知見をまとめると以下のようになる.
・二次元ポテンシャル問題における境界上のポテンシャル勾配を関係づける超特異積分方程式,および弾性平板の曲げ問題における境界のたわみ勾配を関係づける超特異積分中の超特異積分を,いずれも有限部分としての厳密に評価した式を導出した.
・二次元静弾性問題および熱弾性問題における境界上の変位勾配とその感度係数を関係づける超特異積分方程式中の超特異積分の有限部分としての厳密な評価式を導出し,境界上の応力と応力の感度係数を境界上のすべての点で計算できるようにした.
・超特異積分方程式の離散化に,従来の境界要素法で用いられている通常のC^0要素に対する内挿関数を用いることができるようにした.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (9件)

  • [文献書誌] T.Matsumoto: "A study on evaluation of hypersingular integral representation of boundary potential gradients" Boundary Elements XIX, Eds : M.Marchetti, et al., Computational Mechanics Publications. 667-676 (1997)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 松本敏郎: "境界のポテンシャル匂配に関する超特異積分方程式の新しい離散化手法" BEM・テクノロジー・コンファレンス論文集. 7. 19-24 (1997)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 松本敏郎: "弾性平板の曲げ解析における正則化された境界積分方程式の評価法に関する考察" 境界要素法論文集. 14. 123-127 (1997)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] T. Matsumoto: "A study on application of C^0 interpolation scheme to regularized boundary integral equation" Proceedings of the Eighth China-Japan Symposium on Boundary Element Methods. 28-37 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 松本敏郎: "超特異積分方程式と4次要素を用いた弾性平板の曲げ解析" BEM・テクノロジー・コンファレンス論文集. 8. 23-26 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 松本敏郎: "二次元ポテンシャル問題における超特異積分方程式と正則化された境界積分方程式のよる境界のポテンシャル匂配の評価法" 日本機械学会論文集A編. 64. 743-750 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] T.Matsumoto: "Singular Integral Equations in Boundary Element Methods, Chap.8" Computational Mechanics Publications, 425 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 松本敏郎, 田中正隆, 岡山瞬: "二次元ポテンシャル問題における超特異積分方程式と正則化された境界積分方程式による境界のポテンシャル勾配の評価法" 日本機械学会論文集,A編. 64巻619号 (予定). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] T.Matsumoto, M.Tanaka: "Singular Integral Equation in Boundary Element Methods" Computational Mechanics Publications (予定), (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi