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鉄鋼材料の疲労特性におよぼす残留応力の影響

研究課題

研究課題/領域番号 09750124
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機械材料・材料力学
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

子茂鳥 潤 (小茂鳥 潤)  慶應義塾大学, 理工学部, 助教授 (30225586)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード疲労 / 表面改質 / 残留応力 / 鉄鋼材料 / 破壊メカニズム
研究概要

本研究は,『鉄鋼材料の疲労特性におよぼす残留応力の影響』を定量的に解明することを目的としている.具体的にはまず,種々の大きさの残留応力をもつ疲労試験片を作製するための熱サイクルを開発した.次に,開発した熱サイクルで焼入処理を施した試験片の,疲労強度と破壊メカニズムを詳細に調べることを通じて,構造材料の疲労特性におよぼす残留応力の影響について定量的観点から検討・考察を加えた.
研究成果の概要は以下の通りである.
1. 疲労特性の調査・破壊機構の解析:残留応力のピーク値が異なる試験片を2シリーズ選択し回転曲げ疲れ試験を行い,各シリーズの疲労強度を調べた.その結果,残留応力の大きさに依存して疲労強度は変化することが明らかになった.破断した試験片に対しては,破面のマクロ観察ならびに走査型電子顕微鏡によるミクロ観察を行い,破壊起点部を特定すると同時に疲労破壊機構を明確にした.
2. 総合的考察(破壊起点部位・疲労強度と残留応力の関係):ミクロ・マクロ観察結果に基づき決定した破壊起点部の位置と疲労試験前にそこに存在した残留応力との関連を調べ,破壊の起点と引張残留応力との関連を解明した.また,1.で求めた疲労強度の値と残留応力との関係を詳細に調べ,疲労強度におよぼす残留応力の影響について定量的観点から検討・考察を加えた.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 深沢・小泉・小茂鳥・清水: "局所的な高周波焼入れによって発生する引張残留応力が鋼の疲労寿命に及ぼす影響" 日本機械学会講演論文集. (掲載予定).

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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