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先進複合材料を用いた新しい成形法

研究課題

研究課題/領域番号 09750147
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機械工作・生産工学
研究機関東京都立大学

研究代表者

伊木 聡  東京都立大学, 工学研究科, 助手 (70281243)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードフィラメント・ワインディング / FW / 繊維強化 / 伸縮継手 / ベローズ / バルジ成形 / フィラメントワインディング
研究概要

本年度は,成形試験および性能評価を行った.成形試験では,本年度製作した軸変位・内圧負荷制御試験機を用い,外径40mmと60mm,それぞれ肉厚0.3mmと0.4mmのSUS304パイプの成形を行った.フィラメントワインディング機によるGFRPの巻き付けは,熱硬化性樹脂+ガラス繊維,光硬化性樹脂+ガラス繊維の組合せで行った.初期に内圧のみ負荷し,中期に内圧と軸変位を同時に負荷し,後期に内圧を一定に保持しなから軸変位のみを増加する.3段階の成形経路を採用した.
ベローズの波高さの80%が前期・中期の負荷により形成され,40mmのパイプでは約7mm,60mmのものでは約10mmの波を成形できた.また,本試験では4山のべローズを試作したが,それぞれの山が安定した変形を示し,波の山部がトロイダル形状のべローズが得られた.マトリクスとしては熱硬化性樹脂,光硬化性樹脂の両方が使用可能であるが,熱処理行程を必要としない光硬化性樹脂を用いる方が,ベローズの生産性は良い.GFRP層のひずみを計測したところ,周方向ひずみの最大値は約0.2%であり,加工後は十分に補強リングとしての機能を有することを確認した.
また,ベローズの伸縮性能を確認するために,圧縮試験によりバネ定数を求めた.その結果,本研究にて作製したべローズは,従来ベローズと同等のバネ定数を有していることを確認した.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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