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非ニュートン粘性指状体の界面成長現象とそのフラクタル特性

研究課題

研究課題/領域番号 09750191
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 流体工学
研究機関大阪大学

研究代表者

山本 剛宏  大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (40252621)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード非ニュートン流体 / 粘性指状体 / 界面成長 / Hele-shaw セル / 非ニュートン粘性 / 伸長粘度 / 不安定成長 / Hele-Shawセル / 高分子水溶液 / 表面張力
研究概要

高粘性流体に非ニュートン流体である高分子流体を用いて,Hele-Shawセル内の粘性指状体の成長現象について研究を行った.セルに注入する低粘性流体としては,空気を使用した.高分子成形加工のひとつであるガスアシストインジェクション成形において,非ニュートン粘性指状体と同様の現象がみられる.本研究では,ガスアシストインジェクション成形への応用を目的として非ニュートン成長指状体の成長メカニズムの解析を行った.
ここでは,正方形Hele-Shawセルと長方形Hele-Shawセルの2種類のセルを使用した前者を用いた実験では,放射状に成長する指状体の全体の構造について調べ,後者を用いた実験では,1本の指状体の成長過程について調べた.これまでの実験から,非ニュートン流体の粘性指状体がニュートン流体のものとは大きく異なる成長現象を示し,その原因が流体の非ニュートン性によるものであることが分かっているが,本研究では,特に高分子流体の伸長特性の影響に着目して実験を行った.本実験では,伸長粘度のstretch-thickening性を有するポリアクリルアミド水溶液と,stretch-thickening性をもたないカルボキシメチルセルロース水溶液を混合し,せん断特性(せん断粘度と第1法線応力差)は比較的類似しているが,伸長特性の異なる試料流体を作成して実験に使用した.実験の結果,伸長粘度のstretch-thickening性が強いほど,指状体の界面が安定して成長することが分かった.これは,界面付近の伸長変形により伸長粘度が増大するために,見かけの表面張力が大きくなるためであると予想される.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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