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導波路を用いた反射型フライング方式のヘッドの作製とそれを用いた記録と再生

研究課題

研究課題/領域番号 09750353
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 電子・電気材料工学
研究機関名古屋大学

研究代表者

兪 祥游 (ゆ 祥游)  名大, 工学(系)研究科, 助手 (40262860)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード光磁気ディスク / 磁薄膜 / 高密度光記録 / シミュレーション / 磁区径
研究概要

光磁気記録媒体の今後の課題の一つとして,微細な磁区を記録することによる高密度化がある。微細な磁区を記録するためには,記録光のスポットを小さくする必要があり,それを実現させる手段として,レーザ光の短波長化や近接場光の利用が挙げられる。そこで,われわれは導波路を用いた反射型フライング方式のヘッドの作製とそれを用いた記録と再生方法を提案した。
しかし,記録光のスポット径を小さくしていくとどこまでも記録磁区を小さくできるわけではない。D.Rugarらは,飽和磁化M_S,保磁力H_C,磁壁エネルギーσ_W,膜厚hとすると,静的な最小安定磁区半径r_0が以下の式で与えられることを示した^<[1]>。
r_0=A/2+((A^2)/4+(σ_wh)/(3M_sH_c)^<1/2>(1),ここで,A=(σ_w)/(2M_sH_c)-(2h)/3-(8πM_sh)/(3H_c)(2)である。
しかし,熱磁気記録を行った場合,(3)式に示すHuthの式^<[2:>の左辺第2項が効いてくるため,最小磁区半径は室温のそれより大きくなると考えられる。
|-(σ_w)/(2rM_s)-1/(2M_s)・(@∂σ_w)/(@∂r)+H_d+H_<ext>|【less than or equal】H_c (3)
今回,熱磁気過程を考慮した磁区形成シミュレーションを行い,M_sおよびH_cを変化させたときの最小磁区半径の変化について調べた結果を以下にまとめた。
Tb_<18>(Fe_<78>Co_<22>)_<82>膜については,磁気ドメンのサイズは0.1μm医科にんていに存在できる。これは反磁界エネルギーが大きいためであると考えられる。
Tb_<25.6>(Fe_<78>Co_<22>)_<74.4>膜については,極小スポット径ビームを用いた場合,磁気ドメンが形成できないことがわかった。それはHuth式のHσ1とHσ2が大きく、収束力が働いていると考えられる。
スポット径0.1μmの場合は,記録パワーが変わっても磁区径が変わらない領域が狭く,記録磁区径の記録パワー依存性が大きいことがわかった。
参考文献
[1]D.Rugar,C.J.Lin and R.Geiss:IEEE Trans.Mag.,23,2263(1986)
[2]B.G.Huth:IBM J.Res.Develop.,<18>___-,100(1974)

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] X.Y.Yu: "Simulation of thermomagnetic tecording in rare earth-transirion magnetic film using very small laser spot" Journal of the magnetics Society of Japan, Supplement.No.Sl(1998). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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