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高誘電率誘電体楕円板共振器の電磁理論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09750393
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 情報通信工学
研究機関宇都宮大学

研究代表者

松原 真理  宇都宮大学, 教育学部, 助手 (90282376)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1998年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード誘電体楕円板共振器 / ウィスパリングギャラリーモード / 共振特性 / ミリ波 / 誘電体楕円板 / W.G.モード / 共振周波数
研究概要

本研究の目的は,ミリ波帯における誘電体楕円板共振器の設計手法を明らかにし,高性能周波数選択素子の実現を目指すことである.従来,本研究代表者は,マイクロ波帯での低誘電率材料により構成された誘電体楕円板中に生起されたウィスパリングギャラリーモード(W.G.モード)の共振特性を波動論的に明らかにしてきた.
ミリ波帯での回路設計を考えた場合,小型化の必要から誘電率の高い材料で素子を構成する必要がある.しかし本研究代表者がこれまでに用いてきた解析方法をそのまま,高誘電率誘電体共振器の解析に適用することは不可能である.よって前年度は高誘電率誘電体楕円板共振器の共振特性を知るために,この共振器の固有値方程式を算出する手法を理論的に導いた.具体的には,高誘電率誘電体楕円板共振器中を伝搬するW.G.モードの全ての電磁界成分を考慮して解析を行っている.共振器の全ての電磁界成分を考慮することにより,本解析法は従来の解析法に比べ,数学的取り扱いが複雑になったが,この解析手法を数値的に解くことにより,誘電体楕円板の共振周波数をより高精度に算定する事が可能となった.
本年度は,誘電体楕円板内及び周縁部,外部における電磁界分布,共振周波数を実験的に把握し,前年度の研究で得られた計算結果と比較検討した.この実験には,本年度研究補助費より購入した誘電体材料(アルミナ)を用いている.また,材料の加工には,同じく購入したボール板や旋盤を用いた.
この実験結果については,電子情報通信学会春季大会(1999年3月)において発表予定である.また,電子通信情報学会論文誌に投稿準備中である.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 松原真理・苫米地義郎・松村和仁: "高誘電率誘電体導波路の伝搬特性の解析法" 電子情報通信学会エレクトロニクスサィエティ大会1998講演論文集. 1. 108-108 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 松原真理・苫米地義郎・松村和仁: "高誘電率誘電体楕円板共振器のウィスパリングギャラリーモード共振特性" 電子情報通信学会1999年総合大会講演論文集エレクトロニクス. 1. 126-126 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 松原真理・苫米地義郎: "高誘電率誘電体楕円板共振器の共振周波数" 宇都宮大学教育学部紀要. 47号・2部(掲載予定). (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 松原真理・苫米地義郎: "誘電体楕円板共振器の共振特性の解析法" 宇都宮大学教育学部 紀要. 48号. (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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