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強非線形結合振動子系における位相パターン情報力学に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09750459
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 システム工学
研究機関有明工業高等専門学校 (1998)
九州大学 (1997)

研究代表者

松野 哲也  有明工業高等専門学校, 電気工学科, 助教授 (80243921)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード結合振動子系 / 非線形 / 相互作用 / 脂質 / 分子振動 / 神経回路網モデル / 位相パターン / カオス
研究概要

動物の神経系において頻繁に観測される複雑な時空間振動現象は,そこで行われている種々の情報処理の一側面を端的にあらわしていると考えられる.ここでは,振動現象を用いることが情報処理にとって有利な点を定量的に明らかにし,パターン認識などの情報工学的応用を目指した.更に,系の非線型性を十分強くした状態で観測されうる複雑な振動を情報処理機能として捉え,新しい機能を有する情報処理システムを構築することを目標とした.本研究においては,簡単なモデル系(脂質膜系)を用いて,モデル多体系における振動現象を実験的に調べることを行った.
ある種の脂質分子集団は適切な環境下に置かれると興奮性(振動的振る舞い)を示す.このシステムは一種の神経細胞膜モデルとみなすことができる.ここでは,脂質膜系を相互作用しあう振動子集団であるとみなし,外力として幾つかの種類の化学物質を用いて外力がシステム内の振動状態にどのような影響を与えるかを調べた.結果として,幾つかの分子振動モードが外力の種類に応じて変化することが捉えられた.また,逆に,振動モードの変化の仕方を観測することによって,システムにどのような外力が加わっているのかを特定することができることが明らかとなった.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] H.Chibvongodze: "NIR Spectroscopic Study of the Effect of Taste Substances on Lipids" 九州大学大学院システム情報科学研究科報告. 4・1(印刷中). (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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