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手術中の総合的な麻酔制御システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 09750496
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計測・制御工学
研究機関京都大学

研究代表者

古谷 栄光  京都大学, 工学研究科, 講師 (40219118)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード静脈麻酔 / プロポフォール / BIS / 麻酔制御 / HPLC
研究概要

本研究では,手術中の静脈麻酔および低血圧麻酔を自動的に行うシステムの開発を目指して,昨年度行った麻酔深度の測定に適した測定量および測定方法に関する研究結果に基づき,(a)麻酔深度の測定装置の試作,(b)試作した麻酔深度の測定装置を用いた静脈麻酔制御システムの構成の検討(c)麻酔深度の測定方法の再検討(d)麻酔深度の制御則の検討を行った.具体的には,(a)に関して,脳波測定のための装置を試作し,パーソナルコンピュータにより脳波の解析を行い,麻酔深度を推定するためのシステムの試作を行った.(b)については,すでに開発している低血圧麻酔を自動的に行うシステムをもとにし,測定値に基づいて静脈麻酔薬の注入速度を調整するためのシステムの構成について検討した.(c)については,最近注目されている脳波のバイスベクトル解析に基づく麻酔深度の測定法について文献調査を行った.(d)については,麻酔医に麻酔深度制御システムの設計仕様について聞き取り調査を行い,制御則について検討した.その結果,
● 麻酔深度の正確な推定のためには,試作装置では不十分であり,雑音を十分除去できるアンプが必要であること,● 最近注目されている脳波に基づく麻酔深度解析法BIS(バイスペクトル解析に基づく方法)を利用すれば,麻酔深度調整システムが容易に構成可能であると考えられること,
● 麻酔深度の調整は,手術による外乱のない場合に必要な麻酔深度をできるだけ維持することが重要であり,痛み刺激などによる外乱の影響を除去するための静脈麻酔薬の注入速度の増減は,必要最小限に抑えることが望ましいこと,
がわかった.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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