研究課題/領域番号 |
09750540
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
土木材料・力学一般
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
服部 篤史 京都大学, 工学研究科, 助手 (30243067)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 連続繊維補強材 / 連続繊維シート / 横拘束コンクリート / 応力-ひずみ関係 / 耐震補強 / 座屈 |
研究概要 |
本研究は、連続繊維補強材を用いた曲げ部材の変形性能に関する検討の一部として行ったものである。具体的には、連続繊維補強材により横拘束したコンクリートのσ-ε挙動を実験的に検討した。主要因としては、横拘束筋の材料、横拘束に用いる繊維体積比(ρvf)を取り上げた。 連続繊維補強材により横拘束したコンクリートのσ-ε挙動を、矩形断面の供試体に対する一軸圧縮試験により検討した結果、主として以下の結果が得られた。 1. 連続繊維スパイラル筋あるいは連続繊維シートによる横拘束(ρvf,【less than or equal】1.74%)を用いると、最大で150%のεcuの改善および60%のEdesの改善 2. ρvf〓1.7%かつEf〓40kN/7mm^2においては、εeuとEdesに対する影響は、ρvfがEfよりもおよそ2倍程度であった。 3. 連続繊維シートで横拘束した供試体は、全て連続繊維シートの破断て破壊した。一方、ρvf〓1.74%では連続繊維スパイラル筋の破断は見られなかった。 4. これらの実験結果に基づき、連続繊維補強材を用いた横拘束コンクリートのび-cモデルを提案した。モデルでは、横拘束効果を、連続繊維補強材の繊維体積比、ヤング係数、およびコンクリート強度をパラメータとして表現した。モデルと実験結果はよく適合している。
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