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様々な応力条件下においてサクションが土の強度変化特性に与えるメカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 09750572
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 地盤工学
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

豊田 浩史  長岡技術科学大学, 工学部, 講師 (90272864)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード異方性 / 構成式 / ねじりせん断 / 粘性土
研究概要

複雑な三次元応力状態を再現できる実験装置の開発とその装置を用いて不飽和土の強度変形特性を研究するための予備実験として飽和粘性士で以下の2種類の実験を行った.
実験1. 平均有効主応力p′および中間主応力係数bを一定に保ったまま,任意の主応力方向αで履歴(せん断)を与えた供試体の排水せん断試験.
実験2. p′およびα一定に保ったまま,任意のbで履歴を与えた供試体の排水せん断試験.
本研究で得られた成果は以下の通りである.
1. 履歴時のαとbは強度(破壊)には影響を与えず,残留状態は等しくなる.
2. 弾性領域は履歴時のαの影響を受けて変化し,土の変形挙動に影響を及ぼす.弾性領域の変化の割合は,履歴時とせん断時のαが一致しているときが最も大きく,履歴方向と90度ずれた方向では弾性領域は進展しない.
3. 弾性領域は履歴時のbの影響を受けて変化し,土の変形挙動に影響を及ぼす.弾性領域の変化の割合は,履歴時とせん断時のbが一致しているときが最も大きく,両者の差に比例して弾性領域は縮小し,最大2割程度の降伏点(弾性域)の低下を示す.
4. 修正カムクレイ・モデルの弾性領域の進展に対して履歴時のαとbの影響を表現できる新しい構成則を確立し,実験結果をシミュレートした。実験結果と解析結果はほぼ類似した傾向を得ることができ,このモデルの有用性が示された.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 小林 司: "中空ねじりせん断試験による不飽和粘性土の強度特性" 地盤工学会 第32回地盤工学研究発表会講演集. 639-640 (1997)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 平野 光孝: "粘性土の強度・変形特性に与えるせん断履歴の影響" 土木学会 第53回年次学術講演会講演概要集 第3部(A). 108-109 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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