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動的な交通-活動連関モデルに基づく交通需要予測法の開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09750612
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 交通工学・国土計画
研究機関名古屋大学

研究代表者

佐々木 邦明  名古屋大学, 大学院・工学研究科, 助手 (30242837)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード交通需要予測 / 生活行動 / ミクロシミュレーション / 非集計分析 / パートソンリップ調査 / アクティビティアプローチ / パネルデータ / 生活効用
研究概要

本年度科学研究費補助金を得て,交通と活動の連関を考慮した交通活動分析を行った.本研究では交通行動を抽出した国内最大規模の調査であり,現在でも都市圏レベルでの交通計画の基礎データとして活用されているパーソントリップ調査を,宅外での活動に関する部分を用いて宅外アクティビティダイアリー形式に変換して分析を行った.前年度本科学研究費で構築した一日の活動時間配分モデルでは,個人は1日を最大の効用を与えるように時間配分を行うという仮定のもとに生活時間配分を求めるモデルを構築したが,本研究では1日の活動すべて再現できるようなモデルシステムの開発を行った.本研究では,個人は就業時間や就学時間など自分の意志では場所や時間を変更できない時間があり,それを除いた時間を自分の意志で決定しているとの仮定のもと,自由時間での活動内容,活動場所,移動を伴う場合の交通機関選択および活動の継続時間をモデル化している.これらは活動内容,交通機関・目的地,継続時間の3種の独立なモデルからなり,活動内容選択はロジットモデル,交通機関・目的地選択はネスティッドロジットモデル,継続時間はハザードベーストと離散選択を組み合わせた生存時間モデルになっている.これらのモデルを中京都市圏および京阪神都市圏のパーソントリップ調査を用いて推定し,得られたパラメータを用いて外的な環境の変化が選択行動にどのような影響を及ぼすかの分析を行い,その上で個人の一日の活動をミクロにシミュレートした.また,他者との相互関係を表現するため,交通流シミュレータを同時に用いている.これらのシミュレーションシステムを用いて,時差出勤などのTDM政策の分析を行い,その影響が交通だけでなく活動にどのような影響を与えるかの分析を行った.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 佐々木邦明 他3名: "勤務体制変更に伴う活動時間変化のモデル分析" 土木計画学研究・講演集. No.21. 783-786 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 佐々木邦明 他3名: "アクティビティアプローチを用いた活動時間のモデル化と勤務体制変更の影響評価" 土木学会第53回年次学術講演会講演概要集. 4. 626-627 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 佐々木邦明: "行動論的背景を持たせた生存時間モデルによるパネルアトリションバイアスを修正した選択" 土木計画学研究・講演集. 20(2). 181-184 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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