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占領軍側文書にみる占領期の東京における都市空間利用の規制・誘導の実態に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09750704
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 都市計画・建築計画
研究機関早稲田大学

研究代表者

佐藤 洋一  早稲田大学, 理工学総合研究センター, 講師 (10277832)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード東京 / 占領期 / GHQ / 接収住宅 / 住宅地区 / 山の手 / 都市史 / 軍事施設 / 戦後住宅史
研究概要

GHQが実際にコミットした東京の都市空間の中から、住居系の機能をもつ空間に対象を絞って研究を行った。GHQが占領期において、接収した土地建物には、軍事的機能の他に、当然住居としての機能も求められた。占領軍関係者のための住居として東京地区で確保されたものには、占領軍側の分類に従えば(1)宿舎(apartment)、(2)接収住宅(US.House)、(3)住宅地区(dependents housing)、(4)兵舎(barrcks)の4つの種類があった。これらの所在地をこれまでに収集したGHQ側の地図資料および写真資料からかなり正確に場所を特定し、全体としての分布状況と、その分布を規定していた要因を、1)立地場所に内在する空間的固有性と、2)GHQ関連施設との機能的関連性、それに与件的条件であった3)空襲による消失地区との関連から明らかにし、都市形成史的な観点から見た史的な位置づけを行った。分布状況としては、概ね山の手地域に収まり、大規模軍事施設の立地とも関連が認められた。また、隅田川以東には、ほとんど分布が見られないことがわかり、東京の都市形成に見る地域の空間文化的文脈との関連が強く見られることが確認された。現在この調査結果をまとめている段階であり、その結果は学会誌等に投稿する予定である。また、GHQ側文書から、主に1)公有水面の埋め立て、2)露店整理、3)公営住宅の建設、の関連資料を収集し、整理を開始している。これらの内容に関しても、日本側文書との付け合わせを行った上で、考察を進め、今後学会誌等に投稿していく予定である。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 片山里奈・佐藤洋一・戸沼幸市: "東京都区部のGHQ接収住宅に関する研究 その1 『City Map Central Tokyo Aug.1946』(S=1/40,000)から判明する接収住宅の分布の分析" 1997年度日本建築学会学術講演梗慨集. 539-540 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 片山里奈・佐藤洋一・三浦涼: "東京都区部のGHQ接収住宅に関する研究 その2 5枚の 『City Map Central Tokyo』から判明する接収住宅の分布の分析" 1997年度日本建築学会関東支部研究報告集. 429-432 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 三浦涼・佐藤洋一・片山里奈: "東京都区部のGHQ接収住宅に関する研究 その3 田園調布地区における接収住宅" 1997年度日本建築学会関東支部研究報告集. 433-436 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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