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休息姿勢をアフォードする生態学的寸法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09750709
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 都市計画・建築計画
研究機関文化女子大学 (1998)
武庫川女子大学短期大学部 (1997)

研究代表者

渡邉 秀俊  文化女子大学, 家政学部, 助教授 (80230986)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1998年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード休息姿勢 / アフォーダンス / 寸法計画
研究概要

本研究では、各種の寄りかかり休息姿勢をとることが可能だと判断される物的環境の形状・寸法を、実験により明らかにした。実験は、天板(奥行き30cm)と側板(高さ45cm)からなるL字型断面が自由に昇降する実験装置を作成し、遠目に見て判断する視覚実験と、実際に寄りかかって判断する行動実験の2種類を行った。
前年度は、「腰で・後方へ」「片肩で・後方へ」「両腕で・前方へ」「両頬杖で・前方へ」「片肘で・側方へ」「片肩で・側方へ」の6つの寄りかかり姿勢について実験した。本年度は、これに加えて「両手で・前方へ」「片手で・側方へ」「両肘で・後方へ」の寄りかわり姿勢について実験を行った。測定して得られた高さは、身長に対する比率としてまとめた。
計9種類の寄りかかり姿勢について実験した結果、次のことが明らかになった。(1)1.5m離れてみる視覚的判断と、実際に寄りかかる行動的判断とでは、最適高さ、上限高さ、下限高さともに差は身長の4%以内であり、大きな差はない。(2)「手で」支持する姿勢は、身長の50%前後の高さで生起する。(3)「腰で」支持する姿勢は、身長の60%前後の高さで生起する。(4)「腕、肘、頬杖で」支持する姿勢は、身長の65〜70%前後の高さで生起する。(5)「肩で」支持する姿勢は、身長の80%前後の高さで生起する。(6)人体寸法と高さ寸法が強い相関を示す姿勢は、上腕と体幹の開角度が小さい「肩、肘、頬杖で」支持する姿勢である。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 渡邉秀俊: "寄りかかりをアフォードする高さ寸法 身体を支持する環境の働きに関する研究(その1)" 日本建築学会大会梗概集. E1. p.737-p.738 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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