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ロス・アンゼルスにおける近代主義建築の形成と発展過程に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09750716
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 建築史・意匠
研究機関神戸大学

研究代表者

末包 伸吾  神戸大学, 工学部, 助教授 (10273757)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード空間構成 / ロス・アンゼルス / 近代建築 / 住宅 / ルドルフ・シンドラー / リチャード・ノイトラ / ケース・スタディ・ハウス / ルドルフ・シンドラ- / ケース・スタディハウス / アーツ・アンド・アーキテクチャー
研究概要

本研究課題は,申請者の学位論文であるシンドラーに関する研究を発展させ,リチャード・ノイトラや,彼らに続く第2世代の建築家を中心に展開されたケース・スタディ・ハウスについて,それらの空間と構成法を中心とする分析を行うことで,ロス・アンゼルス近代建築の形成及び発展過程を,特に近代的建築言語や近代的空間構成と地域性との関係に着目し,その本質と意義を明らかにすることを目的としている。
本年度は平成9年度に作成した,構成材,配置計画,平面計画,立・断面計画,そして全体のヴォリュームについての分析図をもとに,ノイトラとケース・スタディ・ハウスの空間構成を類型的に把握し,その特質とともに経年的な移行を明らかにした。さらにシンドラーに関する研究との比較検討によって,カリフォルニアの近代建築の形成と発展過程の特徴を導いた。
その結果,近代主義建築は一般に地域性を廃した表現であったことから,地域性を重んじた空間造形を主題とする現代においては批判の対象となっているが,ロサンゼルスにおける近代建築運動は,住宅を中心に,近代的な空間構成と地域性が融合された点に特色があることを導いた。さらに,このことは,現代建築の進展の可能性として提示されている「批判的地域主義」の先駆的事例と考えられることから現代的意義を有する点を明らかにし,さらにロサンゼルス近代建築が提示した住宅像は,我が国の戦後の住宅像への大きな影響を与えたが,本研究課題で,その特性を明らかした。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 弓立真紀,末包伸吾ほか: "リチャード・ノイトラの住宅作品における空間構成材と配置・平面計画に関する考察" 日本建築学会学術講演梗概集F-2. 505-506 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 糸嶺円路,末包伸吾: "リチャード・ノイトラの住宅作品における平面・立体構成とモデュールに関する考察" 日本建築学会学術講演梗概集F-2. 507-508 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 山崎康弘,末包伸吾ほか: "「ケース・スタディ・ハウス」における童村とモデュールにみる規格化に関する考察" 日本建築学会学術講演梗概集F-2. 515-516 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 安田斉嗣,末包伸吾: "「ケース・スタディ・ハウス」の配置・平面計画にみる空間構成法に関する考察" 日本建築学会学術講演梗概集F-2. 517-518 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Shingo Suekane: "A STUDY ON THE SPACE AND ITS COMPOSITION OF THE “CASE STUDY HOUSES"" Memoirs of the Faculty of Engineering,Kobe University. 45. 31-45 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 末包伸吾: "リチャード・ノイトラの住宅作品における空間構成材とモデュールによる空間構成法" 日本建築学会計画系論文集(予定,掲載決定済). 521. (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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