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土壌中の有害物質除去に適した多孔質炭素材料の開発

研究課題

研究課題/領域番号 09750845
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 反応・分離工学
研究機関関西大学

研究代表者

林 順一  関西大学, 工学部, 専任講師 (60247898)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード活性炭 / 農薬 / 吸着 / 多孔質材料 / 薬品賦活
研究概要

本年度は,石炭を水酸化ナトリウムき用いて賦活して活性炭き製造した。また,コーヒー豆粕から製造した粉末活性炭をゾル-ゲル法によりシリカと複合したセラミック活性炭も製造した。これら活性炭及び,昨年度に製造したおから活性炭に対する,農薬(2,4-D,Na-PCP)の平衡吸着量について検討した。
1. 本年度,製造した活性炭の細孔構造および表面特性
(1) 石炭を原料とした水酸化ナトリウム賦活活性炭
2305m^2/gという非常に大きな比表面積を有する活性炭である。また,おから活性炭と比べて,メソ孔容積が非常に大きな(0.515ml/g)活性炭であった。
(2) セラミック活性炭
比表面積は576m^2/gとあまり大きくないが,メソ孔容積は0.912ml/gと今回用いた活性炭中で最大であった。また,水蒸気の吸着等温線を測定した結果、表面は親水性であった。
2. 農薬の吸着特性
昨年度製造したおから活性炭と市販の活性炭の農薬に対する平衡吸着量は,あまり差はなかった。また,メソ孔の大きな石炭から製造した活性炭の平衡吸着量が多かったことから,農薬の吸着に対しては,ミクロ孔容積よりもメソ孔容積が重要であることが明らかとなった。また,表面が親水性のセラミック活性炭は,最も平衡吸着量が少なかった。これは,表面が親水性であるために水が活性炭表面き覆ってしまい,農薬の吸着き阻害したためと考えられた。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 林,順一: "おからを原料とし炭酸カリウムを用いた薬品賦活法による活性炭製造における反応機構" 化学工学論文集. 25(1). 45-50 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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