研究課題/領域番号 |
09750877
|
研究種目 |
奨励研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物・生体工学
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
藤山 和仁 大阪大学, 生物工学国際交流センター, 助手 (70209112)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | タバコ / ガラクトース転位酵素 / 糖鎖 / 細胞育種 / タバコ培養細胞 |
研究概要 |
ヒト由来β-1,4-ガラクトシルトランスフェラーゼ(GT)遺伝子を、Agrobacterium tumefaciensを介して植物培養細胞(タバコBY2細胞)に導入した。形質転換培養細胞GT6株を選抜し、導入した遺伝子の存在を確認した。本研究では以下の点について成果が得られた。 1) GTタンパク質 得られた培養細胞より細胞抽出液を調製し、GT活性を測定し発現を確認した。また、抗GTモノクローナル抗体でGTタンパク質を確認した。 2) 糖鎖構造の解析 タバコBY2細胞の糖タンパク質の糖鎖構造を決定し、GTの基質となる糖鎖構造が存在することを確認した。さらに、形質転換培養細胞GT6株における糖タンパク質の糖鎖構造の変化を解析し、糖鎖の末端にガラクトース残基が導入されていることをレクチンを用いて確認した。 3) 形質転換培養細胞GT6株における外来遺伝子の発現 ヒト由来インターフェロン-β遺伝子を植物細胞にて発現させることを試みたが、発現を確認できなかった。そこで、植物由来の糖タンパク質・西洋ワサビペルオキシダーゼの遺伝子を導入し、形質転換培養細胞で発現させ、レクチンを用いて、糖鎖にガラクトースが存在することを確認した。
|