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リング状ブレードを有する船用プロペラの開発

研究課題

研究課題/領域番号 09751019
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 船舶工学
研究機関広島大学

研究代表者

徐 洽 (徐 埼)  広島大, 工学部, 講師 (20274128)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード翼端渦 / リング状ブレ-ド / 船用プロペラ / 境界要素法
研究概要

翼端では、流れの3次元性のため、翼端渦が生じる。従前の研究によって翼端渦が流体抵抗(トルク)の増加と推力の減少に直接つながることが確認されている。翼端渦を抑制するために、翼端エンドプレートや翼端リングが提案されているが、翼端渦はある程度しか抑制できないことが確認されている。本件研究では、翼端渦をより効率的に抑えるために、リング状のブレ-ドを持つ回転プロペラを提案した。ブレ-ドをリング状にすることにより翼端を閉じることが可能となり、翼端渦の抵抗増加、推力減少、ならびに翼端渦による騒音低減が見込まれる。また、リング状ブレ-ドをもつプロペラの直径に対する有効面積は従来のプロペラより大きいためプロペラ荷重度が下がり、キャビテーション抑制にも有利となる。
本研究では、リング状ブレ-ドを有する船用プロペラの流体力学的特性と推進性能を数値シミュレーション法を用いて評価する。数値シミュレーション法として揚力体に適用できる境界要素法を開発した。線形三角形要素を用い、翼後縁部でKuttaの条件を反復法で満足させる計算法を検討し、在来の船用プロペラに適用し、その有効性を確認した。続いて、リング状ブレ-ドの幾何形状を数式表示し、形状決定のためのパラメーターを検討した。数式表示したリング状ブレートを有すドるプロペラの流体力を数値シミュレーションにより求めることにより、ブレ-ド間距離、翼端曲率、面積分のプロペラ性能に及ぼす影響を検討した。今後、リング状ブレ-ドを有するプロペラの最適化の検討が望まれる。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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