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系統分化におけるダイズ種皮着色形質の欠失に関する分子遺伝学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09760003
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 育種学
研究機関弘前大学

研究代表者

千田 峰生  弘前大学, 遺伝子実験施設, 助手 (30261457)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードダイズ / 種皮着色 / l遺伝子 / chs遺伝子群 / サザンハイブリダイゼーション / l-chs1 / 欠失突然変異 / d-chs1 / 1遺伝子
研究概要

ダイズのカルコン合成酵素遺伝子(chs)は遺伝子ファミリーを形成し、少なくとも7つのchs遺伝子(chs1-chs7)から成っているが、近年その構成パターンの差異が種皮着色の有無に密接な関連のあることが示峻されている。この事実に基づき、本研究では、無着色種皮を有する黄豆ダイズおよびその種皮着色突然変異体、さらに着色ダイズならびにダイズの祖先種で通常着色種皮を有するツルマメについてchs遺伝子ファミリーの構成パターンを比較し、貴豆ダイズは栽培化の過程でどのようにして種皮着色形質を失っていったかを調査するのが目的である。本年度の石井究実績の概要は以下の通りである。
1. 種皮着色抑制遺伝子(I遺伝子)を有する黄豆品種および系統に特異的に存在し、その種皮着色突然変異体では欠失変異を起こすchs1遺伝子(I-chs1)領域のクローニングを品種ミヤギシロメにおいて行った。
2. ミヤギシロメと同様、I遺伝子を有する貴豆ダイズ4系統(刈系557号、刈系584号、刈系629号および吉林15号)においても、その種皮着色突然変異体では、いずれもI-chs1領域に欠失変異が起きており、種皮着色突然変異との関連性が強く示唆された。しかしながら、欠失パターンは各系統によって異なることがサザンハイブリダイゼーションにより明らかになった。
3. 刈系557号種皮着色突然変異体において、欠失変異を起こしたI-chs1領域(d-chs1)のクローニングをPCR法により行った。構造解析の結果、変異体ではI-chs1のエクソン1およびイントロンが完全に欠失していることが明らかになった。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] M.Senda: "Recombination events across the atpA-associated repeated sequences in the mitochondrial genomes of beets." Theor.Appl.Genet.96. 964-968 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] M.Senda: "Cytoplasmic diversity in leaf beet cultivars as revealed by mitochondrial DNA analysis." Hereditas. 128. 127-132 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] N.Kaimori: "Asymmetric somatic cell hybrids between alfalfa and birdsfoot trefoil." Breeding Science. 48(1). 29-34 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] T.Harada: "Genomic nucleotide sequence of a ripening related 1-aminocyclopropane-1-carboxylate synthase gene(MdACS-1)in apple." Plant Physiology. 113. 1465-1465 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] K.Miyairi: "Cloning and sequence analysis of cDNA encoding endopolygalacuturonase 1 from Stereum purpureum." Biosci.Biotech.Biochem.61(4). 655-659 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] R.Ishikawa: "Complex constitutive nature of Japanese upland rice,Oryza sativa." Euphytica. 98. 197-203 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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