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マメ科作物の出芽に及ぼすエスレルの土壌処理の効果

研究課題

研究課題/領域番号 09760017
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 作物学
研究機関九州大学

研究代表者

鄭 紹輝  九州大学, 農学部, 助手 (90253517)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードエスレル / エチレン / 下胚軸 / クラスト / 出芽 / 抽出力 / マメ科作物
研究概要

エチレンはマメ科作物芽ばえの胚軸の伸長を抑制し,肥大を促進することによって芽ばえの出芽力を増強させるといわれている.報告者らが前年度まで,エチレン発生剤であるエスレルを土壌に散布した結果,ダイズなど5種マメ科作物の芽ばえの下胚軸が肥大し,抽出力が増大した.今年度では,エスレルの処理効果を多種作物において,人工クラスト条件下で確かめ,実際の圃場においてエスレル剤処理の可能性を探索した.
まず,パラフィンとミネラルオイルの混合液を素材に作成した人工クラストの硬度は,実際の圃場において降雨翌日から5日後の間に土表面に観察された硬度とほぼ同程度であることが認められた.出芽率は,クラスト硬度が約2kg/cm^2区では40%以下に低下したが,エスレルの添加によって,70%(リョクトウ)から90%(ケツルアズキ)に回復した.また,無添加区ではほとんど出芽しなかった約5kg/cm^2区でも出芽率が約50%であった.さらに,圃場散布の結果,出芽は無散布区より1〜2日遅れ,初期生育の段階では,葉色がやや濃いが,順調に生長したことが観察された.しかし,現段階では開花,結莢まで追跡調査しておらず,収量に対する影響は明らかにされていなく,エスレル剤の圃場処理を応用するには,研究すべき課題であると考えられた.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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