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シクラメンの花色・花色素遺伝の解明と花色育種における遺伝資源の開発

研究課題

研究課題/領域番号 09760033
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 園芸・造園学
研究機関香川大学

研究代表者

高村 武二郎  香川大学, 農学部, 助手 (40253257)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードシクラメン / 花色 / 花色素 / 遺伝 / 体細胞胚 / アントシアニン / フラボノール / カルコン / メンデル遺伝 / シクラメン近縁野生種
研究概要

まず,シクラメンの花色,四倍体レベルでの花色・花色素の遺伝について調査を行ったところ,シアニック系品種と黄色花品種の交雑の結果、F_2後代の黄色花および花弁での黄色色素発現は,メンデルの法則に適合し,二倍体と同様にカルコンからのフラバノン生合成を決定する.すなわちカルコン-フラバノンイソメラーゼの活性を左右する1遺伝子Chに支配されていると考えられた.
これは,黄色花品種に二倍体の巨大花粉分離株を用いて,meioticpolyploidyzationを行い,四倍体の後代を得た場合も,mitoticpolyploidizationによって得られた四倍体黄色花個体を用いて交雑を行った場合のいずれにおいても共通であった.また,Ch遺伝子はA遺伝子やF遺伝子の条件遺伝子であり,ChchまたはChChの遺伝子型の個体でのみAおよびF遺伝子が発現することが明らかとなった.
次に,シクラメン体細胞胚増殖系の確立のため,体細胞胚の形成および発芽に及ぼす温度と培地成分,特に窒素の形態と濃度の検討を行ったところ,体細胞胚の形成と発芽では最適条件が異なった.体細胞胚形成では25℃程度の温度と比較的高い濃度のアンモニア態窒素が要求され,アンモニア態窒素が培地中に存在しない場合には体細胞胚は形成されなかった.一方,体細胞胚の発芽と生育では15-20℃程度の温度が要求されるとともに,25℃以上の高温と培地中のアンモニア態窒素が阻害的に作用した.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Takamura,T.,Sugimura,T.,Kage,T.and Tanaka M.: "Breeding of the tetraploid yellow-flowered cyclamen with “eye"." Acta Horticulture. 454. 119-126 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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