研究課題/領域番号 |
09760142
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
林学
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研究機関 | 名古屋大学 (1998) 新潟大学 (1997) |
研究代表者 |
山本 一清 名古屋大学, 農学部, 助手 (40262430)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 画像解析 / 立木位置 / 地形 / 林分成長 / 地形因子 / 画像解折 / 全天空画像 / 3次元林分構造 / LAI / PPFD |
研究概要 |
申請者は、地形因子を考慮した林分成長のモデル化のための基礎的研究の成果として以下の知見を得た。 1) 葉画像の緑の輝度値とクロフィル濃度の直線関係を明らかにし、緑の輝度値により葉内のクロロフィル量及びその分布を容易に推定可能であることを示した。(Reseoch Bulletin of the Niigata University Forest.No.31)。 2) 全天空画像による傾斜地林分の立木位置・胸高直径・樹高の測定手法について検討し、立木位置及び胸高直径については傾斜に関係なく、ほぼ正確な測定が可能であることを示し、地形因子を含めた林分データの簡易推定方法を提案した(第109回日本林学会大会発表)。 3) 天然林における撹乱後の更新特性や人工林における間伐後の周囲林木の成長を考える上で、林冠ギャップのサイズは重要なファクターである。このギャップサイズを画像解析の手法により簡易かつ高精度で計測する手法を開発した(第110回日本林学会大会発表予定)。 4) 新潟大学農学部附属佐渡演習林内のスギ人工林を対象とし、地形因子(立木位置情報)と樹高からシュミレーションにより林木の樹冠投影面積を推定するモデルを開発し、得られた断面積成長量との関係を間伐区及び無間伐区において検討した。その結果、推定された樹冠投影面積は断面積成長量と高い.相関を示したが、間伐区においては間伐後急速に相関が低くなり、その後再び上昇する傾向を示した。 5) 1)〜4)の解析及び森林内の林冠構造解析を行うための画像解析ソフトウェア(LIA32 for Windows95)の開発を行い、インターネット(http://hp.Vector.co.jp/authors/VA008416/)による公開を行った。
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