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漁獲物の体長組成データにもとづく資源量推定法の推定精度評価と適用

研究課題

研究課題/領域番号 09760170
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 水産学一般
研究機関北海道大学

研究代表者

松石 隆  北海道大学, 水産学部, 助手 (60250502)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードコホート解析 / 資源量推定 / 資源管理 / マダラ / スケトウダラ / モンテカルロシミュレーション
研究概要

従来、水産資源の資源量推定には、漁獲物の年齢組成を用いたコホート解析(VPA)が広く行われてきていた。この方法は、標準化が困難な漁獲努力量を用いない点で優れているが、漁獲物の年齢査定を行わなければならない点で、困難である。多くの魚種では年齢査定は耳石によって行われるが、耳石を採取するためには魚体を購入しなければならず、高価な魚種では標本数が限定された。また、年齢査定には熟練を要するため、研究者が多くの時間を割かねばならなかった。
一方、漁獲物の体サイズは、年齢組成よりも容易に得ることができる。また、漁獲規制等を行う場合、漁獲物の体サイズに応じた制限(網目制限など)を行うことが一般的であるため、年齢ごとの解析結果よりも、体サイズによる解析結果の方が直接活用することができる。
本研究では、体長によるコホート解析(LPA)、体重によるコホート解析法(WPA)を確立し、この方法を道南海域に生息するスケトウダラ、マダラ資源に適用した。
スケトウダラ資源にVPA,LPA,WPAを適用した結果、どの推定法も同様な推定結果を示し、LPA,WPAの推定結果が従来の推定結果と同様に扱えることが示唆された。
マダラ資源にWPAを適用した結果、資源量の減少傾向が見られ、漁獲開始サイズを引き上げる漁獲規制を行うことによって、確実に漁獲量の増大が期待されることが示唆された。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 松石 隆: "漁獲物の体長、体重組成にもとづく資源量推定法" Memoirs Fae.Fish.Hokkaido Univ.46(1)(in press). (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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