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ニワトリのインシュリン様増殖因子結合蛋白質に関する栄養生理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09760253
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 応用動物科学
研究機関名古屋大学

研究代表者

喜多 一美  名古屋大学, 農学部, 助手 (20221913)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードニワトリ / 絶食 / 再給餌 / 栄養素 / インシュリン様増殖因子結合蛋白質 / 脳 / 胃 / 肝臓 / インスリン様増殖因子-I / インスリン様増殖因子結合蛋白質 / 腎臓
研究概要

動物の成長に不可欠な成長ホルモンのメディエーターと考えられているインシュリン様増殖因子-I(IGF-I)は、そのほとんどが血中においてIGF結合蛋白質(IGFBP)と呼ばれる蛋白質と結合しており、IGFBPはIGF-Iと結合することによりその働きを制御していると考えられている。しかしながら、ニワトリにおいて、IGFBPと栄養との間の関係については不明な点が多い。従って本研究では、栄養条件の違い、特に絶食後の栄養素再給与がニワトリのIGFBP-2の遺伝子発現にどの様な影響をおよぼすか調査することを目的とした。方法としては、2日間絶食させたニワトリに通常飼料を自由摂取させ、再給餌1、2、6および24時間後に脳、筋胃、肝臓、小腸および腎臓を採取し、組織中のIGFBP-2mRNA量をノーザンハイブリダイゼーション法により測定した。脳における IGFBP-2mRNA量は、2日間の絶食により減少し通常飼料を再給餌することにより緩やかに増加していった。筋胃および肝臓における IGFBP-2 mRNA量は、2日間の絶食により増加し、再給餌6時間後に自由摂取群のレベルまで減少した。腎臓における IGFBP-2 mRNA量は、絶食再給餌により変動せず、小腸ではIGFBP-2 mRNAは検出されなかった。次に、どの栄養素が肝臓における IGFBP-2遺伝子発現を制御しているのか調査したところ、絶食により上昇した肝臓のIGFBP-2遺伝子発現は、蛋白質または炭水化物の再給与により自由摂取群と同じレベルまで低下することが示された。以上の結果より、絶食再給餌による IGFBP-2 mRNA量の変化には組織特異性があり、特に肝臓における IGFBP-2遺伝子発現は栄養による制御を受を受けていることか明らかになった。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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