研究課題/領域番号 |
09760262
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
基礎獣医学・基礎畜産学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
大橋 和彦 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 助手 (90250498)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | マレック病 / アポトーシス / bcl-2 |
研究概要 |
マレック病ウイルス(MDV)の腫瘍化における発癌抑制遺伝子やアポトーシス関連遺伝子の役割を解析するため、特にbcl-2、bcl-x遺伝子に関して検討した。そしてこれまで、1)マレック病腫瘍株化細胞、MSB1、MTB1やMDV感染鶏由来CD4^+T細胞においてはアポトーシス抑制遺伝子であるbcl-2遺伝子の発現が抑制されていること、2)しかしbcl-2同様にアポトーシスを抑制するbcl-xLが代償的にMSB1.MTB1では発現していることが判明した。これらのことはMDVによる腫瘍化(少なくとも腫瘍化の維持)にはbcl-2よりもbcl-xL遺伝子の発現がより大きく寄与していることを示唆している。しかしながら、可移植性マレック病腫瘍株化細胞、RP1、HP1等ではbcl-2遺伝子の発現が認められ、bcl-2遺伝子が腫瘍の悪性化(腫瘍株の可移植性を指標として)に関与していることも示唆された。そこでbcl-2遺伝子の可移植性に対する役割を検討した。PCR法にて鶏bcl-2α遺伝子cDNAをクローニングし、ネオマイシン耐性マーカーを持つ真核細胞発現ベクター(pCIneo)に組み込み、bcl-2遺伝子を発現していないMSB1細胞に遺伝子導入してbcl-2遺伝子発現MSB1細胞を樹立した。bcl-2遺伝子の発現はノーザンブロット法にて確認した。そして現在、この細胞をマレック病感受性鶏の翼下皮下に接種して可移植性が付与するかどうかを検討している。 さらにMDV感染鶏由来CD4^*T細胞における他のアポトーシス関連遺伝子、DAD1、ITA、p58等の発現をノーザンブロット法で検討したが、対照鶏との間に有意な差は認められなかった。今後さらに腫瘍株化細胞における発現を検討する。
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