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トリパノソーマ原虫のテロメラーゼ活性検出法の開発と応用

研究課題

研究課題/領域番号 09760263
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 基礎獣医学・基礎畜産学
研究機関帯広畜産大学

研究代表者

井上 昇  帯広畜産大学, 原虫病分子免疫研究センター, 助手 (10271751)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードトリパノソーマ / テロメラーゼ
研究概要

Kimらによって報告された(Kim et al.1994,Science 266,2011-2015)TRAP(Telomeric-repeat amplification protocol)法はPCR法を応用した簡便かつ高感度なテロメラーゼ活性検出法として現在広く用いられている方法である.トリパノソーマ原虫のテロメア反復配列は人と同じ(GGGTTA)_nであることから,人テロメラーゼ活性検出用に米国Oncor社より市販されているTRAP_<EZE>^<TM> Telomerase Detection Kitを用いてトリパノソーマ原虫のテロメラーゼ活性が検出できるかどうかについて検討した.平成9年度はKit添付の説明書を参考に,トリパノソーマ抽出液の調製を行い,陽性細胞コントロール・陰性細胞コントロールおよびトリパノソーマ抽出液をサンプルとしてTRAP法を行った.その結果,陽性細胞コントロールでは高いテロメラーゼ活性が検出されたが,トリパノソーマ抽出液からはテロメラーゼ活性が検出されなかった.活性が検出されなかった原因として,反応系の諸条件がトリパノソーマテロメラーゼに最適ではなかったことが考えられたので,反応に用いる原虫数・テロメア伸張反応の反応条件(時間・温度)・PCRの反応条件(時間・温度およびサイクル数)について様々な条件を設定して検討した.しかしながら,トリパノソーマ抽出液からテロメラーゼ活性は検出されなかった.
一方,トリパノソーマのテロメラーゼ遺伝子をクローニングする目的で,原生動物でテロメラーゼの遺伝子配列が解っているテトラヒメナの配列情報をもとに,PCRプライマーを合成し,トリパノソーマゲノムDNAを鋳型にして様々な条件でPCRを行ったが,特異的な増幅は認められなかった.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Inoue,N.: "Kinetoplast DNA and procyclic acidic repetitive protein A -α gene of Trypanosoma evansi" The Journal of Protozoology Research,In Press. (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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