研究課題/領域番号 |
09760301
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用分子細胞生物学
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研究機関 | (財)癌研究会 |
研究代表者 |
山根 和彦 癌研究会, 研究員 (70192797)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | TopBP1 / Cut5 / トポイソメラーゼII / BRCA1 / BRCT / mRNA不安定化配列 / TopBP2 / strund break |
研究概要 |
本研究は、DNAトポイソメラーゼの活性の制御機能を解明するために、酵母の2-ハイブリッド法を用い、ヒトのトポイソメラーゼIIβの制御領域に結合する蛋白質を分子生物学的にクローニングすることを目的としている。すでに3種類以上のクローンがとれてきており、それらは、DNA修復に関するものや新規の未知の蛋白質群である。本研究では、2種類のcDNAの5'末端を決定し、全構造を決定した。また生化学的な結合も確認できた。ノーザンブロット解析により、2種類のmRNAは積極的に分解され、尾を引いたような電気泳動像を示したが、アクチンのコントロールは正常な電気泳動像を示した。 1 TopBP1蛋白質と名付けた蛋白質はのcDNAは1522のアミノ酸をコードするオープンリーディングフレームをもち、mRNA不安定化配列を12個も持っていた。構造的にはCut5蛋白質ともっとも相同性が高く、細胞周期への関与が予想される。DNA修復に関与すると予想されている癌抑制遺伝子BRCA1(Breast cancer susceptibility gene 1)のC端末とも相同性があり、いわゆるBRCT(BRCA1C-terminus)領域が8個もある癌抑制遺伝子様のきわめて興味深い蛋白質であることがあきらかとなった。DNA修復に関与することで、TopBP1はトポイソメラーゼIIによる過渡的なDNA鎖切断に由来する損傷から細胞を守っていると想像される。 TopBP2蛋白質と名付けた蛋白質は全く新しい蛋白質であった。やはりmRNA不安定化配列を持っていた。1と同程度の検証を終了した。
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